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私立さくらんぼ小学校


少女と世界とお菓子の剣 〜Route of ICHIGO 1〜
私立さくらんぼ小学校が贈る本格ストーリーシリーズ第三弾!
ついに謎の美少女、春野苺ルート〈前編〉が登場!

ラジオから聞こえる不思議な『声』に導かれた少年ミノ
彼は幼くも美しい少女『苺』と出会うのだった
一方その頃学園では不可思議な事件が起き始めていた
苺はお菓子を剣に変え〈世界の夢〉を切り裂く

今、少年と剣の恋と戦いの物語が幕を開ける

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2013.01.29 感想のご紹介

2013.01.21 ダウンロード販売開始


2013.01.29 感想のご紹介

ども! 苦魔鬼轟丸です。


それでは先週に引き続き、少女と世界とお菓子の剣 〜Route of ICHIGO 1〜 に寄せられたご感想への返事です。


※ところどころネタバレがございますのでご留意ください

少女と世界とお菓子の剣 〜Route of ICHIGO 1〜 感想

「本当にありがとうございます」と言わせて下さい

 Route of ICHIGO、本当に待っていました。
 D-stageでの紹介が早くて最も詳しかったので熟読しました。3度は読み返しました。夏の時点では「前後編揃うまで買わないぞっ」とか、「完結編でないのなら、喜びも半減……かなぁ?」とか思ってたんですが、呆気なくそんな考えは粉微塵に……。
 そして、もう半年(?)を悶々と過ごすことになろうとも、これは絶対にすぐプレイしなければならん!と決意。大晦日の夕方には、見切り発車で同人屋さんに駆け込んでいました。年内には手に入れられず、新年からの着手と相成りましたが、発売直後にあちこち探し歩いてまで欲しいと思った作品など……今までの人生で、ただの一つもありません。「2」が出るとなれば、当日に始めたい と渇望するあまり、コミケへの初陣をも飾りかねない勢いです。本気で。

 今回もアヤノ編同様、いい意味で大いに裏切られました。
「前半分」=「核心」には程遠い=素直には満足できないか、という先入観で入っていたからです。
 この考えは、全く違っていました。せかけん総体を完成させる、という意味では、確かに満たされたとは言えません。しかしこれ一本を一つの作品として考えれば、おっしゃるとおり、アヤノ・ナナ先輩編より遥かにパワーアップしていたと思います。

 この2年弱の間、僕は前2編を再プレイしていません。
(理由は簡単で、禁断症状が出るのが怖くて、です。)
だからか、アヤノの第一声を聞いて感極まりました。
「ミノちゃん、一緒に学校行こう」に、です。
席を立って、飲み物を取りに行って、改めて座り直し、取ってきた飲み物を一口含んで目を閉じながら深呼吸……。じ――んとしました。
「僕は、夢広に帰ってきたんだ!!」って気分でした。
 やっぱりせかけんは、アヤノあっての作品ですね。彼女が起こしに来ないと、始まらないですね。その存在(と声優さんの演技)は実に偉大と知りました。今回、派手な活躍は無かった彼女ですが、じわじわと好感度アップです。

 つかみの部分だけですでに目が輝いてしまったのですが、何よりパワーアップを感じましたのは、各事件の関係者が出てきて絡みを見せる河童捜索の件。鹿糠が妹萌えに目覚めたらしい様子が見て取れたり、コン研カップルがその後(健全に?)うまくいっている姿がどこまでも微笑ましかったり、LOLI団が何だかんだ非常〜にいいアクセントになっていたりで、あの時間は最高でした。「変わっていない」ミノ君を見て胸を熱くするナナ先輩の姿にとどめを刺され、自分も胸に迫るものを感じずにはいられなかったのは、もちろんのことです。
 都所や覚元なんかにも出てきてほしかったところですが、このお二方は声優さんの事情があるのかも、と察しています。
 室星が来なかったのは……教団幹部として忙しいからだ、と思うことにしました! 戦隊モノの敵幹部は、何故かいつも変なカッコの女というのが定番ですし……。

 その後の終盤の流れには、戦慄さえ覚えました。この前半のクライマックスでは、そこまでの流れで「学び取ったこと」が、反すう・集約されていましたね。全く完璧な構成だった!と申すより他ございません……。
 前2編では、それぞれの事件の中に一つか二つ、チャプターとしての"Route of XXX"を読み解く上で欠かせないファクターの破片が散りばめられていましたよね。だから、彼女らの過去が明らかになるにつれて、「あ、あっ……!!」という衝撃が襲い掛かってきたものでした。だから僕は、今回は最初っから、
「"Route of ICHIGO"とは何を孕んでいようか……?」
と探るように、アンテナを張って読んでいたのです。
 その中で、心温まるような「花開くは黒き花弁」は箸休め、或いは苺の立場を一変させる新展開の布石、と考えていました。まさかこれら全てが、早「花開くは黒き花弁」にて結晶していこうとは……! その展開と構成は、正にラストを飾る苺編前半のクライマックスに向けて突き進むものとして、究極に最高としか言いようの無いものでした。
 そもそもHPでは「花開くは黒き花弁」が末尾だったので、プレイ中で出てきた際には目を白黒させるだけでしたが、計算し尽くされた、強烈な連鎖だと思います。「鍵っ子」の爆発力に匹敵……或いはそれ以上です!!

 次に強く感じましたのが、多くの「踏み込んだ」発言についてです。
以下、核心部に触れる内容であるため伏せます。文字選択すると内容が見えます
 特に「お菓子の汐見」。その発言を受けた後での、「お菓子は苺の生きる糧」。
「ボクには(20歳を迎えるなんて)関係ない!」。
そしてアヤノの強烈な援護射撃、「そんなのお化けだよ」。
伏せ字ここまで
これらには、「ついに来たか? 来てしまったんだな!?」と鼻息を荒くせずにはいられません。
 「がっこうまいご」の理科室にて生じた「覚醒」は、やっぱり苺編こそが「本筋」であることをうかがわせますね。何と言いますか、後半に収録されるであろうチャプター・"Route of ICHIGO"は、前2編までをクリアしていないとその扉が開かれるべきではないように思われました。

 「踏み込んだ」と言えば、ナナ先輩です。
昼休みに占い部へ出向く選択肢を選んだ場合の展開は、何と言うか……ナナ先輩の魅力が大炸裂していました!
「え!? そこまで踏み込んだ発言していいのん?」と何か変な汗をかいてしまいましたが……、それも彼女の過去を知っている今だからこそ。この"Route of ICHIGO 1"でナナ先輩の発言を改めて見ていくと……、その胸に秘めた想いには、僕の胸の方が締め付けられるばかりでした。
 そもそもの、「どうしてもミノ君を仲間に!」という嘆願が意味しているのは……ナナ先輩の熱い想いですよね。変わり果てた「王子様」を、つかず離れず「見守る」(と言うか「見つめている」)姿を思うと、「ああ、この子は強い子だ……」とため息が出ます。昨夜もあの地獄を経てなお、今日はこの曇り無き笑顔で現れてくれるのか、と考えると、ますますです。

 それにナナ先輩は、今回大活躍でしたよね。リップによる直接の「活躍」は2回くらいとしても、同行する場面が多く、アヤノより存在が立っていました。全体的に、「占い部の物語」という観が強いですね。
 今回のルートにおけるハツとのファーストコンタクトがいきなり「太陽のナナちゃん」の主砲乱れ撃ちだったので、すごく嬉しかったです。と同時に、「また、罪作りな……」という、認めたくない思いに苛まれました。もし自分が女で、想いを寄せる男子にあのアクションを取られて、相手がナナ先輩になびいたら……。悔しさで眠れない、でしょうね……。

 推理がミノ君と同列かそれ以下の発想だったりする辺りは、まさしく「実は頼れるお姉さんぶっている」という真実の姿を示しているのを知ってしまっている以上、ナナ先輩に関しては余すところ無く描かれていたと思います! 「あー、ミノ君泣かしたー!」の子どもっぽさも、苺に見せるドSぶりも、「用事で行けない」というのも、何もかも、です。アーチェリー部の人間が事件に今まで絡んでいないのは、大きな幸いかもしれないですね。
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 「カンバスのゆりかご」の姉妹入れ替わりに関して、「これは……ナナ先輩方面の話をも解くのか……っ!?」とかなりの衝撃を覚えましたが、ナナ先輩は動揺の色を思ったほど見せなかったので、驚きは募りました。後半のナナ先輩にも、刮目していきます。
伏せ字ここまで

 それから……個人的になんですが、ナナ先輩編におけるアヤノとナナ先輩の絡みは、見ていて非常に心地好いものがありました。今回もちょっとだけ、アヤノが「ナナさん」と呼んだりする場面があったので、ほんのり良い気分でした。
 せかけんの大き な魅力の一つと思われてならないのが、「ヒロイン」同士の掛け合い・絡みが多々生じることです。苺と対比して見れば、アヤノもナナ先輩も「脇役」となってしまうかもしれませんが、「外の世界」で生じる人の輪の広がりは、作品の世界を厚くしています。アヤノ×ナナ先輩以外にも、倫子さん・ハツなどを絡めた心地好い掛け合い、期待しています。

 「美少女投票1位」のはずのナナ先輩・苺ですが、本気で「本命」としている人間は意外に少ないんですね。
「まさか自分なんて無理だろう」という心理から、かえって敬遠されてしまう……ということでしょうか。
しょせん高嶺の花は摘みに行けない、と。
苺を好いている男子はただの一人も学級内にいない、という のには、ほぼ愕然でした。LOLI団を除き、彼女の「味方」は占い部しかいない……悲しいことです。

 以下、事件ごとに思ったことです。

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 「マリーセレスト号」の件では、とにかく最後の馬門が怖すぎました!! 一切を黒く塗りつぶしかねない強烈さでした。
寝る前に思い出すと、もう怖くて怖くて……。
 早い段階で、奴が黒幕らしいと目星はついていました。妙にミノ君をコン部に近づけたがったり、第一、占いソフトに並ぶ行列など見られなかったため、各所で意図的にウソをついていると判断できたので。そこで「悩みなさそう」が、さらに直接的な決め手に。実に巧みな複線の数々です。
 ただ、「コン部の知り合い」は宮袋だ、と踏んでました。そこで知り合いだから消す因縁があった、というような線で。ジャムの意味も、完全に看過していました。
 その上、馬門の動機がどうしてもわかりませんでした。「いじめ主」だったことも、想像がつかなかったのです。そうしたところこそが、まさしくこの作品が「中学校で繰り広げられる物語である」という大前提の活きているところだと感じます。
「大人からすればワケわかんない心理」という点が、です。
伏せ字ここまで
 そして、比女鹿のセリフと苺の補完が大きな救いをくれました。
「心の闇は、結局は個々人の問題」というところです。
ナナ先輩もアヤノも、あんな醜い世界でも輝きを手に入れた一人だと教わっている以上、実に強い説得力がありました。

 チャプターごとに挿入されるファンタジー風のお話で、陽光を奪うダーククリスタルが描かれていましたが、あの「王国」は……ミノ君の心象風景なのでしょうか。
彼も闇に包まれた心を抱えて生きてきましたが、それでも闇に呑まれず、アヤノのきらきらに照らされ、心の奥底で苺の残影を守り続けてきた……という。
「どれか1つしか選べない魔王城への三叉路」からして、あの妖精がアヤノを象徴するとは思っていませんが、やっぱりアヤノがもたらしてき続けたものはミノ君にとって非常に貴いものだったんだ、と、今さらにしてアヤノ編を深く思い返してしまいました。

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 それと別に、宮袋父の容態が本気で心配です。宮袋が病院を抜け出せる日があるくらいなら、徐々に快方に向かっ ているもの、と明るい解釈をしてみたんですが……。河童捜索の時点ではもっと良くなっていたので、宮袋にあんなことをするだけの余裕も生まれた、とも。風雛は私立ですし……家計のためにも勉強して、やっぱり高校は他校(=公立)にしよう、っていうのが、宮袋の秘めたる決意だったんでしょうか。
伏せ字ここまで

 なお、あの「倒れた女性の手にナイフ」の心理テストでは、僕は数秒で「どっきりカメラ」と結論を出していました。不自然としか見えない状況から、「お膳立てした」と判断。中でも「箱」と抜き身ナイフのアンバランスさに引っかかり、「特にこの『箱』がおかしいんだよなぁ〜」となって……。
馬門と同じ=人としてNGな回答……!?

 「がっこうまいご」はダイレクトにホラーでしたね。
怖い・痛い・エグい系は積極的に避けている自分ですが、ここでは「占い部総動員!」な展開に魅せられました!
苦手なはずがやめられない……ちょうど、汗まみれになりながらも「激うま・極辛カレー」をかき込み続ける状態、といったところです。

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 鈴りんが相当重要なカギを握っているらしいこと、「消えた」鍵野その人が「まいご」ではないかという辺りには、途中から勘付いてはいました。「鈴りんは教室用のキャラじゃない」という発言が、甚だ引っかかったからです。二人が同一人物だとまでは思いませんでしたが、鈴りんはトボけつつ、ウソはついてなかったんですねー……宇宙的同一体、にゃはらかばでぃ……。
 「黒幕」と言うか「仕掛け人」についても想像はできず、鳩貝がやられて終わりか、と考えていました。「馬門といい、今回は刑事事件クラスの件が続くわけか……」などと納得していたところでのどんでん返し。完敗でした! 御厨がまるで「悪人」に見えなかったのが大きいです。
 ただ……苦言を呈させていただきますと、やっぱり御厨は全然「悪く」ないと思うのです、「見殺しにした」ことについては。黙っていた点は罪でしょう。とはいえ、明かしたからといって何になるというものでもありません。せいぜい問うべき真の罪は、今になって新たに親友たちを陥れようとした、という一点だ……と思いました。
 僕はこの件から、「こだわっても仕方の無いこと」に納得できないのが「子ども」なんだと認めるに至りました。
(と言うか、「そうである内は大人でない」でしょうか。)
逆に、「正しいことを前には切り捨てよ」という、「花開くは黒き花弁」での苺の態度が「大人」だ、と。
 ここで御厨が大怪我をして「罰が当たった」というのは、流石に酷な気がしますね……。社会的サンクションだけで、中学生には十分すぎるほどの致命傷なのですから。
「家」と学校が、ほぼ唯一の世界ですものね。
「中学生は、まだ1/3以上は子ども」とも思いまして。
 そうは言っても、この「見殺し」というキーワードは、深々と突き刺さっています。
伏せ字ここまで

 鈴りん初登場が体操着だったのには、びっくりしました。ハツやカバっちのジャージ姿はありましたが、メインキャラの体操着姿は他に無い……ですよね? ナナ先輩が着ると、アイドルのイメージDVDのパッケージ撮影か何かにしか見えなさそうですが……。一緒に体育をやる女子からすれば、さぞ敵でしょうね……。

 「カンバスのゆりかご」では、
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「しえのなかに」がラジオが紡いだ本当のメッセージだと思っていました。だから、埜仲自体は消えている。しかし、絵の才能は可愛川の身体に宿った状態だった。だけれども、「消えた」といっても本当はいるのであって、それがときどき準備室で物音を立てる存在となっていた。埜仲と関わりの深かった者だけは、唯一聴覚でのみ知覚でき、取り巻きは後から寄ってきたという付き合いの浅さから、感知するに至らな かった……なんて具合で。そうしたい動機は、正に過剰なプレッシャーと四ノ原問題からの逃避を望んで、という推察です。西陰のパンという複線は、「本格的にいじめられているから」的な、短絡的な方へ押しやって潰していました。
 真の鉄槌が下されるべきは、この事件に対してでしょう。四ノ原はリップで縛って、給食時間に放送室のマイクの前でその罪業を全て激白するくらいが相応ですね。ええ。
伏せ字ここまで
 それは冗談としても、ちょっと終盤の展開が駆け足な感じがしたので、自分の中で消化不良が起こってしまっています。
「花開くは黒き花弁」のインパクトに持っていかれたせいもあるとは思うのですが。

 倫子さんは、今回で大分印象を悪くしてしまいました。彼女は非常に先を往っている「大人」に見えるものの、実際のところは「こどもの国の女王さま」ではないか、と思うほどになっています。
 彼女は大人の世界の醜さを、嫌ほど見ていますよね。そこへは並みの大人よりずっとドライなくらい、深い諦観を持っていると感じました。だから非常に、「進んでいる」ように思えてきたのです。ナナ先輩が同じ体験から正反対の道を歩んでいるせいで、特に強烈な対比構造が生じ、その念を強化したのでしょう。
 しかし、ある種傍若無人とさえ言えるほどの言動や振る舞いの数々は、全くお子様以外の何ものでもないと思えてしまうのです。ミノ君が言っていたように、個人差が激しいのが中学生という年頃であるし、個人の中でも要素ごとに大きなバラつきがある時期でもあるということでしょう。全てを意識的に「子ども」に抑えているナナ先輩は例外として。
 合宿の話を持ってきてくれるとすれば、無許可で外泊できる施設へタダで案内ができる彼女しかいないのですが……今の占い部は全くのバラバラになってしまった上、アヤノも能力を発現させながら正式に迎えられたわけではなく、かすがいとなれる存在が無いように見えてしまいます。ナナ先輩に、収拾・統率の能力があるとは思えませんし……。それでも、「きっと強引に何とかしてくれるさ」という期待を抱かせてしまうというのもまた、僕の見ている倫子さん像。ミノ君の言うとおり、「何とかなる」と信じたいですね。

 倫子さんが言っていた、「推理小説は大嫌いだ」というくだりは、僕の気持ちを代弁してもらった思いです。心が描かれたものにこそ触れたい、というのが、僕の願いでした。いかに面白い「傑作」であろうとも、心を揺さぶらねば「名作」たり得ないのです。アガサ=クリスティ、コナン=ドイル、江戸川乱歩……全て、手を触れようと思ったことさえありません。それは、正に推理を「目的」としているからです。一方のせかけんでは、推理は「手段」ですよね。目的はもっと崇高だ、と僕は考えています。そこが決定的な違いであり、名作と思う理由です。

 「花開くは黒き花弁」へは、思うところだらけです。
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 まず、ラジオの声が「かわろう」或いは「かわろうか」ではないか、と考えていたことから、望ちゃんがその内「姉に代わる」夢を見始めるんではないか、と勘違い。それ以前は、苺を変えようと「変わろう」とする誰か……ミノ君以外の誰かが、面倒な夢を見始めるのではないか、今にして考えてみて線が浮かぶとすればカバっちか、という読みでした。撃沈です、はい。
伏せ字ここまで

 望ちゃんには、作画・キャラクター・口調など、全てにおいて、流石だと唸る他にありません。彼女をヒロインに1本のお話が出来るか、というだけのものを全て持ち合わせていましたよね。「飛び抜けて美少女」ではないのですが、紫苑に匹敵はすると思いました。彼女には、私立さくらんぼ小学校の真骨頂を見た思いです。
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 望ちゃんの発言には、かなり矛盾 を覚えていました。でも、「テスト休み」は「私立だもんねぇ……」と曲解、「妹なんだから!」の母には「また出たか、魔物が!」と怒り、「千代紙は高かった」は詫びのつもりで敢えて高級品を選んだ+子ども料金で電車に乗れなくなったことを忘れていた、と解釈。包装が安っぽかったことは、完全に見落としていました。「友達と折って、全て使ってしまった」という点も、「そういう純情乙女グループは、いてもおかしくない」で強引に片付けていました。推理モノで欠かせない、「外しまくる刑事」の気分を堪能です。
伏せ字ここまで

 望ちゃんと苺の魂のぶつけ合いは、
非常に 非常に 非 常 に 良かったです!
男の子同士では、よくやられることですよね。
でも、望ちゃんは、自身を「女子」と認識する前の年頃。だからこそあの一連の流れはどこまでも自然で、心が素直に受け容れました。これぞジュブナイル! 等身大の年齢1ケタの世界そのものでした。
 そこまでした存在でも、進むべき未来のためには斬る……それをミノ君が目にしたことで、大きく弾けるものがある、と今は思っています。「真紅の果実」で言われるところの、「残酷なキミの願い」「キミが僕の心惑わす」の意味は、この件からおぼろげながらわかったつもりでいます。つらい、せつない、かなしい、やむを得ない……どれも当てはまりそうにない言葉です。最も近そうなのは、苺は「見事」、という思いです。

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 この件でもまた苺のやったことは正しく、何一つ悪くないかに思われてしまいました。ナナ先輩の「夢」を打ち砕いたミノ君のように。あの夢はいつまでも続けられることではないし、放っておけば、姉妹揃って死ぬことにもなり得ます。総じて、ナナ先輩編終盤の「復習」的なものを感じました。
 しかし、です。中1になったばかりの子に迫るには、あまりに過酷な現実と言わざるを得ないのも確かです。ためらっていては最悪な事態が進行する、だからやるんだ、という、夢を見て済むんなら見たい事態でしょう。ちょうど、凍傷で壊死した脚を切り落とすような。
 いつそういう決断を下さねばならないときが来るか、人間の運命はわかりません。極端に言えば、18歳未満でも、性犯罪の被害に遭うことがあるのと一緒ですよね。訪れてしまった以上は、真正面から向き合わねばならない。どんなにそれが過酷だとしても、自分から逃げるという選択肢は、事実上用意されていないわけですから。
 だから、宮子の気持ちはわかります。望ちゃんに同情するのも、最低限当然のことでしょう。でも、だからといって、苺を責めるというのは全く正しい態度ではない。「子ども」はその別がつかず、感情に任せる……。複雑です。
 1−4が一致団結して苺・ミノ君の排斥をさらに強めるというのが間違いなのは、明らかでしょう。あくまで、「大人」の目からすれば……。苺は「正しいこと」を、忠実に実行しただけなんですよね。子どもゆえにか、非常に不器用に、ですが……。
伏せ字ここまで
 この件が どう尾を引いていくのか、ナナ先輩への影響は出るのか、「ミノ君側」でもあるはずのカバっちはどう動くのか……胸に強く残っています。アヤノ・ハツはやや蚊帳の外感がありますが、二人の今の立ち位置は、最適な距離だと思いますね。あくまで「占い部でない」今は。

 読み返すと、ことごとく「後半に期待!!」ですね……これこそ「1」である、というゆえんでしょうか。

 以下は苺自身についてです。

 「がっこうまいご」内でおんぶされた場面は、後半への伏線がどうのと考える以上に、ググッとキました。アヤノ編での急接近とはまた違った、胸の奥深く深くへと染み透ってくるものを感じました。
 選択肢でほころびを縫ってもらいに行った場合の笑い合う二人の姿も、言葉にできないほど◎でした……! グラウンドや中庭へ行くのは、もったいなさすぎます。
 苺主観が無いのは、完全に後半に委ねられた感じですね。「家」のこともクロスオーバー内で触れられていましたが……知るのは怖い、と言うのが今はぴったりです……。

 苺編ならば苺が光るべき!と思っていた自分ですが、現時点ではアヤノ編の方がダイレクトだな、という印象。だからこそ、これからどう「よりを戻していく」のか、非常に気になります。
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 望ちゃんのことは、茶を濁していては話になりません。この顛末を巡ってミノ君と苺が魂をぶつけ合い、剥き出しの本音で向き合えるようになっていくことを、僕は強く望みます。そうして初めて、本当の意味で望ちゃんの死が意義を持ち、彼女が浮かばれ、苺に千羽鶴を斬る資格があったと言えるのだと思います。いくら天の御使いであるからとて、望ちゃんに対して、苺はあまりに心を「使っていない」ではありませんか……。涙をこらえてその心を「殺している」のはわかるとはいえ、いろいろとあんまりだと思ってしまうのです。倫子さんの言葉は、眼前のミノ君へと言うよりは、むしろ苺へと向けられているようにさえ感じました。
伏せ字ここまで
 苺がミノ君と全てを出し尽くし合った結果、「恋人になる」=人格として全く対等なんだ、と互い認め合うことができれば、性愛という過程を踏むのも、男女であれば全く不思議ではありません。苺の痛い心を抱えてあげられるの は、ミノ君だけでしょう。

 大人はよく、「理想論はしょせん理想」と言い捨て、汚く問題に砂をかけて終わらせようとするものです。その結果、誰かにストレスが残り、その人がまたどこかで世に吐き出し、浄化されず醜く汚れていくという悪循環。だから、ネオンサインのきらきらが必要なわけですよね。それも到底、浄化の働きは果たせていないのですが。
 ここで僕は、「理想」とは2つの側面がある言葉だ、と再認識することとなりました。苺の見るものは、心が足りさえすれば叶う、追わねばならない理想。追おうとすれば、いずれは追いつける理想です。今の世の中に、ものすごく欠けているものです。一方で学校の先生が言うような「理想」は、蜃気楼のように追っても追っても辿り着けない、もともと見えるところに実体など無い「虚像」。大人でも、実行などできようはずがないものです。無責任に子どもに丸投げし、「未来は君たちが創るんだ!」とかって教育者面する道具として便利なハリボテでしょう。
 大人は都合の悪いときだけ前者を後者とすり替えて、都合の良いときは後者を前者として適用します。だから苺は……あくまでも正しい心というのは、醜い大人の紡ぐ「本当の世界」でも、その大人の手で汚濁の紛れ込んだ子どもの世界でも、泥中の蓮として存在するしかない……。独りで十分、なんですよね。同類が存在しないのだから。

 そんな彼女に理解を示していくミノ君の独白調な言葉、見ていて温かく なりました。ナナ先輩はどうか謎ですが、アヤノやハツやカバっちに、苺を理解しようと努める姿は見出せませんでした。そうしようとしたのは、ミノ君ただ一人のように見えました。"Route of NANA"で、ナナ先輩の真実を探ろうとしたときのように……。
      主人公ですね。
翼が無くとも天を目指そうとする姿は、勇者です。
天翔ける御使いを護ろうとする姿は、聖者です。
やっぱり"Route of MINO"でもあるのだ、と、
勝手に笑みが漏れました。寂しくもあるのですが、ね。

 主題歌は本ッ当に素晴らしかったです。
 先生の作詞でないという点は、大いに驚きました。苺の心を、あまりにも見事に表した詞だったからです。Strong eyesさん……超人的ですね。何者なのでしょう。
 歌唱も、「刃を胸に抱き 熱い血潮巡る……」というサビ相当の部分が特に最高です。何と澄んだお声! 天使の翼を開いて剣を手にした苺がギュンギュン飛び回り、闇を裂いてきらきらを振りまく姿が浮かんできます。
 欲を申せば、歌詞全文を活字でHPにアップしていただきたいところであります。一部聞き取れないところや、漢字がわからないところがありまして……。
 そんな節穴な耳で歌詞を聴き取った限りですが、苺の冷徹で炎のような決意が痛いほど伝わってきます。ミノ君の未来以外の何を葬るにも、ためらわないのでしょう。たとえそれが、自分へ向けられる深い想いだとしても……。

 他の音楽もかなり一新した感がありましたが、元の曲も多く使われているので、雰囲気は残したまま大きくパワーアップした、と思われてなりません。ボリュームアップ、と言った方が正しいでしょうか。冒頭のウソあらすじの曲とか、気に入ってしまいました。
 ……あのウソあらすじ、もはや単なる紹介やつかみのギャグとは思えなくなってきました。むしろ、アヤノ編に入っていないのがもったいないと思うようになってしまっています。メインの三人が横並びの絵を拝めたのも幸せです。加えて、あのウソあらすじの続きをプレイしてみたいですね。

 演出のパワーアップにも、万雷の拍手を送らせて下さい。二人、或いは三人で並ぶシーンが多かったばかりか、馬門や室星らとのツーショットなどもあったので、「これだっ! 正にこれだよ!!」と、独り大喜びです。「苺&椎子さん」には、「やべえ……目覚めそう」とちょっとの間、震えたくらいでした。中でも、「中央に顔・左右に全身像」というパターンが、理想を具現化していただいた感じです。万一、タオル一丁でハツ&カバっちだと恐怖新聞に……。きっと、寿命が百日縮まります。
 苺がレジャーシートに座している場面のみ、鍵っ子仕様の動画が使われていましたね。あそこは苺の秘密基地にして、ミノ君しか知らない聖域。「ふたりの世界」という形が強く印象付けられる、苺だからこそ可能な、最良の演出となっていたと思います!
 DL版紹介ページに出ている各事件の絵は、正に「全員集合」的な感じが出ていますね。大変イイです! せかけんは、3編合わせると、総登場キャラ数は相当多くなりますよね。よくコンビニで、プリキュア映画の全員集合ポスターが貼ってあるのを目にしますが、せかけんでも出たキャラ全員の立ち絵を並べれば、あれくらいのボリュームになるわけですね……。
 HPの10周年イラストには、言葉を失くしました。素晴らしいなんて言葉では足りず、筆舌に尽くせません。アヤノが普通に美少女に見えるのが、妙に嬉しかったです。みそおでん先生、心からありがとうございます。

 効果音が大幅に増えたのもイイですね! 中でも「とてとてとてっ」って足音が、苺らしくて。今回増えたものの内いくらかは、ナナ先輩編の「効果音追加」の時点ですでにあったものでしょうか。
 1コママンガ風モノクロ画は減ったような印象を受けたのですが、「がっこうまいご」終盤の一枚絵がすごく気合入っていたので、言うこと無しであります。
 そして最高の一枚絵は、苺の後ろ姿です。パッケージ裏の絵を発売前に見てからというもの、昂奮しきりでした。しかしその背には、「寂しさ」が一切うかがえない……むしろ全てを斬り伏せる「厳しさ」だけが見えたところに、言葉にならない一抹の不安がずっとありました。抱きしめるなど許されない、と思わせる、どこまでも凛とした、理想のために戦う御使いの姿そのものでした。本編読了であの映像の意味が明らかとなったわけですが、何のストーリーを知らずとも感じさせるとは……。みそおでん先生、恐るべしです。
 また、苺の剣がボロボロに刃こぼれして描かれた絵が、ところどころでありましたね。自分の胸が痛かったです。あれほどまでにこの手を汚してはいないからです。あれは、苺が自らの心を殺した証なのですね……。

 クロスオーバーのラストは……「次回予告」として、史上最高ではないでしょうか。「共に戦おう」――「おう!!」のやり取りは、正に現代に蘇った桃園の義盟。たぎり立ちます!!
 苺によるあの告知を経て思いを強くしたのですが、「世界の意志」とは……正しく澄んでいる世の中を獲得するより、腐った中にうずもれた方が楽……だから今の醜く歪んだ世を保つ一部でいよう……という、 まさしく「人」の本質・本性のように感じます。ナナ先輩編で感じたことと似たような感想なんですが、子どもの内に、幸福クラッシャーをもってしても戦わねばならない存在……それが、これだと思うのです。
 自分が幼稚園児の頃から、下衆な輩は必ずいました。そして経験則上、子どもの世界でさえ、正しいことは基本的に尊ばれませんでした。下衆たち自身はともかく、優等生君も、やんちゃ君も、地味で存在感の無い奴も、活発でおしゃべりな女子たちも、誰もが下衆の行為を見て見ぬフリで平気な顔をしているのが当たり前でした。それどころか、下衆が核となって派閥を作りさえします。あの、苺が敢然と声を上げたバスの中と変わりません。
 子どもの世界でさえ 大人の世界と何ら違わない、醜く腐った世界……それが、僕の認識です。それに、醜いものを避けるのに徹して「きれいな手」でい続けている人間が大半である、とも。苺のボロボロな剣とは正反対の、それはきれいな物でしょう。

 そして、夢崎あずさが言っていましたよね。
「変わらずにいられたら、それは本当に素敵だけど、
 人は変わらなきゃならない」と。
全くの、正論です。が、世界は曲解していますよね。子どもから大人へ羽化する際、「どこが」変わるべきかを。そして、あたかも「一切を捨てねばならない」かのように。
 確か、手塚治虫大先生が(?)こう言い遺しています。
「子どもは未来人」と。でも大半の人が、ただ過去の負を未来に引きずって いくだけになってしまうのが現実です。そして自分の手に委ねられた可能性も、未来にできない。自殺するまで体罰で追い込んだ例の人殺し暴力顧問なんて、その典型というもの。戦時下の体制と、まるで同じです。
 僕は今、苺が「寂しい」はずはない、と思っています。苺自身のようなことをするべき人間が必要ない未来を見られる日のために、寂しがっている暇は無いのですから! ミノ君がそのときには笑ってくれると知っているから……そうしてミノ君の「世界」が救われ、ミノ君はその前に在る「世界」を救っていく人間となれるのだから……。
「進むべき未来に ボクが橋を架ける」……その意味を想って、涙がにじみました。

 それでも、ミノ君の中の女の子は泣く……。本当は苺も泣きたいのだと信じています。ミノ君がその涙の堰を切るため、魂を叩きつけてくれるのを待っています。心えぐる光景になるのは確実と思いますが、目を逸らさず全霊で向き合わせていただく所存です。その結果、たとえこの胃をおかしくしようが、総白髪になろうが、全く構うものではありません!! 甘んじて受け止めさせていただきます!!

 「たとえお値段が倍増しようとも!」という言葉が現実になってしまいましたが、本望です。と申しますより、1編につき5000円でも高くはなかったです。プレイ時間の長短や「Hゲー」としての値打ちではなく、作品の価値がそう言わせるのです。いくらお金を払っても、この感覚はいつも得られるものでは ありません。
 クロスオーバー中で、「話の濃さは半分」という自虐的な表現がありましたよね? それは絶対違います。原液が非常に濃いのですから、そうなるのでしょう。現に、ナナ先輩編はもう2割は長くて妥当と思ったほどです。「6月10日事件」の濃さは、2話分だったと言えましょう。

 erogascapeに、すごい感想をお書きの方がいましたが、僕もまた「狂おしいほどまでに魅せられている」一人です。結末を見るまで「絶対死ねない」と思っている一人です。マヤの予言で世界が滅亡しなかったのは、言わば至極当然。せかけんの完成を待たずにそんな横暴に走る神など不要。この身が先に滅びることあらば、夢仙人を揺さぶって、或いは世界の夢になって蘇る予定ま で立てています。「2」への渇望は、それくらいなのです。

(ご本人様の提案により内容を一部、省略させていただきます)

 「だから急いで!」と言うつもりは、毛頭無しです。僕など及ばぬほどの不安と戦われているのは、他でもない先生方のはずです。埜仲は「期待に押しつぶされそうになった」とのことですが、同じお気持ちかと存じます。どうかそのせめぎ合いに、打ち勝って下さい。そして……「3」や「After」で完全解決、という形ではなく、「2」にて決着をつけて下さい!
 最後に、月並みですが、
「本当にありがとうございます」と言わせて下さい。
感謝です……私立さくらんぼ小学校の何もかもに。

お久しぶりです! いつも力作のご感想、本当の本当にありがとうございます!

今回もこの場でご紹介させていただくことお許しください。

せかけんの新作を心待ちにしておられたとのことですが、いえいえ、僕こそ貴方様からの感想をお待ちしておりました。

今回は満足いただけたか、どんな点が良くてどこが悪かったのか、それが気になって、緊張しながらも何度も拝読させていただいております。

とはいえ、ご期待いただいてるにも関わらずここまでお待たせして申し訳ございません。

もっと早くにお渡しできればといつも思うのですが、僕はシナリオを書くのがそれほど早いわけではない上、スクリプト作業もほぼ一人で行わないといけないため、どうしても制作期間が長くなってしまい、なんと2年半もの期間お待たせすることになってしまいました。本当にごめんなさい。

さて、そんなわけで力作ご感想を前にしては及ばない点も多いかと思いますが、レスさせていただきたいと存じます。


年末同人ショップで買うことができなかったとのことで、お手間取らせました。

発売日は年末に設定して納品したのですが、同人ショップ様も忙しい時期ですし、店頭に並べられなかったのかもしれません。何度もご足労いただいたようで、申し訳なくも、ありがたく存じます。


正直言いますと、今作は分割になるため叩かれるんじゃないかと思っていたんです(苦笑)

まあそれはなくても、評価はいただけないのではないかという懸念がありました。なにしろ構成的にはオムニバス短編集に近いとも言える内容ですから。

ですから前作前々作を越える内容と言っていただけたのはありがたいですね。ホッと胸をなで下ろしておりますw


アヤノの第一声から「戻ってきた」という印象を持っていただけたこと、大変うれしく思います。そのお言葉をいただけたことに、リリースできて本当に良かったと思わざるを得ません。

河童捜索のシーンがお気に召されたようでなによりです。10人以上のキャラが入り乱れますから僕もあのシーンは書いてて楽しかったですw

事件でしか知りえなかった人物の普段の顔が見られて意外に思ったのは、実を言えば僕も同じだったりします(笑) あのあたりはほとんどなにも決めずに書き始めたので、書きながら「え? この子、こういうこと言うんだ」とか「この人、こういう人なのかあ」といちいち驚いたりしてw ちなみにあの中だとお気に入りは比女鹿さんかなw

都所さん・覚本君は、ごめんなさい。忘れてました(汗) ずいぶん昔に登場させたキャラなので気が回りませんでした。でも、確かに声優さんの問題もあるし、出さないでよかったのかも(苦笑)

室星さんが登場しなかったのは……ええ、ご想像の通り、教団の仕事が忙しいからです!(えーw) いや、まあ、本当のところを言うと、彼女の性格的に来ないだろうなと思ったからでして(苦笑)

この場面ではこのシリーズの暗黙のルールであった『人物は章をまたがない』というのが破られてます。これは「世界はつながっている」という点を暗喩しています。ミノ君は他に目的があったにせよ、実は一歩先に進んでしまったわけですね。


そして、ここから終盤への流れは今回の目玉となるよう構成がんばりました。

ですから『究極に最高』『計算し尽くされた、強烈な連鎖』というお言葉がいただけて報われる思いでいっぱいです!

構成順がホームページの紹介と違う点についてですが、やっぱり少し混乱なさってしまったみたいですね。ごめんなさい。

章立てで言えば『花開く〜』→『カンバス〜』なのですが、物語の流れだと逆になるので、ホームページの構成を考えるときちょっと悩みました。ただ、紹介ページにおいても出来るだけ面白そうに見えるようにしたいということであのような形になりました。流れ重視の構成の方が、意味深な言葉を配せますしw


踏み込んだ発言についてですが、普通ならさらりと読み飛ばしてそうなところを、良くお気づきになられましたね! いや、さすがです。

特にアヤノによる『妹について』の部分まで看破されるとは思いませんでした(汗) 忍ばせている真実などとうの昔に見破っておられる感じですね(滝汗) ああ、汗が止まりません(苦笑)

全2作をクリアした上での苺編というのはまさにその通りだと思います。もしこの作品がすべて一本にまとめる構成にするとしたら、苺編はアヤノ・ナナルートをクリアしないと始められないというようになるでしょうか。というか、僕は完全にそのつもりで書いてしまっています。もちろん苺ルートから初めても楽しめるように、隠蔽してありますが。


また、ナナの魅力大炸裂というお言葉、喜ばしく思っております。

前作ではヒロインだった彼女も、今作では一人の脇役に戻ってしまいますから、また「空気」とか言われるんじゃないかとビクビクしていたもので(苦笑) そうならなかったのは、やっぱり彼女のルートを書き上げたからこそ、より感情移入して書けたというのがあるのかもしれません。

ナナが強い子。Route of NANAを読み込んだ方のお言葉、なるほどと納得いたしました。

次作はそんな彼女の強さを今一度描きたいと思っております。


ナナがアヤノより存在感が強い……言われれば確かにその通りかも。僕としてはアヤノにも十分な出番や見せ場を与えたつもりなのですが、どうもナナの方が目だってしまうようで(苦笑) そういう設定とはいえ、キャラとしても本当に魅力的なのかもしれませんw

キャラ同士の掛け合いですか。なるほどそこはあまり意識していないポイントでした。基本的に必要なら絡ませるくらいのことしか考えていないので。

次回作ではその辺も頭の隅に入れて取り組んでみたいと思います。ただ、もうそれをやる余地がないかもしれませんが…(汗)


美少女ランキングについてですが、うーん、大した意味ではないんですけど、ちょっと核心に触れるところもあって、説明が難しいのですが……まあ、ミノ君の好みということでw


マリーセレスト号が怖かったようで、なによりです(ちょw)

最後の「見てる!」のシーン、あれはいつかやろうと思って温めてきたものなので、怖かったと言われることがなによりうれしかったりします(ごめんねw)

最初のあたりから黒幕に気付くのはさすがです。特に行列がない点に気付くとは、感服いたしました。

いじめと闇については、以前から僕が思っていたことです。

昔、とある漫画を読んだとき、過去にいじめを受けていた人物が簡単に復讐という手段を取ることに、強い疑念を抱いたのが始まりです。以来、それは違うんじゃないかとずっと思っていたんです。

とはいえ、制作者の一人としては、復讐の理由付けとして使いやすいネタというのもわかるんですけどね(苦笑) 僕も今後、理由に困ったときはあっさり使うかもしれませんし(ぉ


ファンタジー風のお話については次回で意味を明かしますので、ここでは割愛いたしますね。


あと、宮袋父ですが、ごめんなさい……河童捜索書いてる時にはすっかり忘れてました…… orz

そうですね。宮袋君が捜索に来ていることから、どう考えても容態はよくなってますよねw 大事には至らなかったということで一つw


心理テストについてですが、「どっきりカメラ」!? すごい発想なさりますね(笑) それは僕も判定不可能です(笑)

まあ、物語のためにでっち上げたものなので、本当になにかを判定できるものではないんですが(苦笑)

問題の内容が今ひとつ良くなかったかもしれません。

もう少し練り込めば良かったかなあと思います。


『がっこうまいご』についても、ムムム、やはり鋭いですね。

教室用キャラじゃないという台詞でお気づきになられるとは……ギャグっぽく誤魔化したつもりだったのが、見事、見抜かれてしまいました(苦笑)

おお、「宇宙的同一体」もお気づきになられましたかw 意味不明なやりとりの中に、さりげなく含ませておきましたw 即座に見抜かれなかったのは幸いと言うしかありませんw


黒幕に関して「悪くない」というご意見、なるほどごもっともだと思います。

実を申しますと、僕自身も彼女は悪くないと思います。苺も言っているとおり、無理なものは無理なわけですし。

ただ、当事者にしてみればそれで納得できるものではないということですね。

見捨てた、見殺し、罰など、黒幕を攻め立てるようなキーワードが続くのは……主人公の考えに依るところだと思ってください。


体操着。

クラスを軽く言い当てる天才少女・苺という展開のためだけに用意したものなんですが、言われてみれば本作初登場でしたね。

体操着姿のナナは確かにダイナマイトな感じかもしれませんw


『カンバスのゆりかご』については面白い解釈ですね。その解釈でも違うストーリーが一本書けそうw

『彼』はその通り、まさに鉄槌を下されるべき人物は彼ですね。

終盤が駆け足になってしまったとこのことで、至らなかった点、申し訳なく思います。

僕としては十分に解説したつもりだったのですが、分かりにくかったですかね。

この物語は『誰々が何時々々どこに?』という、いわゆるアリバイ系の一種ですから、説明が難しいんですよね。

そしてなにより、僕がアリバイ系のミステリが苦手というのがあって(ぉぃ!

列車の時刻とか出されても「知らんがな(´・ω・`)」という感想しか出て来ないんです……(汗)

次の機会があれば精進いたします。すみません。


倫子さんが「こどもの国の女王」……。

その、なんというか……読解力(共感力かな)すさまじいですね!!(滝汗) まさかそこを指摘されるとは思いませんでしたよ!(笑)


実を申しますと、倫子というキャラはこの物語の初期においては考えてすらなかった人物です。

Route of AYANOを書いてる間に、「パンチのある変人が欲しいなあ」と思って、急遽、作り上げたキャラクターなんです。

ですから、その立ち位置は動かしやすく、Route of NANAでは『助言者』としての役割を与えられています。そうするのに最も都合がいいキャラだったからです。

だからはっきり言っちゃうと、まだ今後どうするのか明確には決めてないんです。明確には決めてないのですが、なんとなく「こういう方向にしようかな」というのはおぼろげながら浮かんでます。

そのおぼろげな内容すら指摘されるとは思いませんでした!!><

その洞察力に驚くと共に、えっと、その辺は掘り下げず待っててください。すみません(汗)


倫子の「推理小説嫌い」は心の代弁とまで言っていただけて、うれしく思います。

なにしろ、それは僕がミステリを読んでいるときに、時折心に浮かぶことだからです。

特に『本格』の類は、物語の体裁を取らない場合も結構あります。殺人現場の状況説明だけを延々行って解答に入るとか。

文芸パズルとでも言うべきもので、それはそれなのかもしれませんが、僕は好きじゃないんです(苦笑)

誰がなにを想ったのか、それが分かればトリックとかかなりどうでもいいです。そう思う人は多いのか、最近はトリックがおまけ程度に付加されているだけの事実上、文学作品であるミステリが多いですよね。

おっしゃるとおり、この物語もどちらかというとそっちに近いですかね。


「花開くは黒き花弁」について。

外したとおっしゃいますが、読みはやっぱり鋭いですよね。

望ちゃんがお気に召されたようでなによりです。事実上、今作のメインヒロインと言っても過言ではありませんから、皆に彼女が好かれますようにと祈るような気持ちでおりました。

発言の矛盾については……分かりにくかったですよね。

なにしろ僕が普段、「意図せぬあやふやな設定と、それによるミス」とかやらかしちゃうんで(汗)

図らずもそれがトリックになったわけですね(コラw)

そうです、あれはメタミステリだったんです(やめろww)嘘ですw


望と苺のぶつかり合い、正直申しますと、僕が今作で最も懸念していたのはあのシーンでした。

いわゆる青春ドラマの最も臭い部分です。

使い古されたネタでもあり、今やギャグとして使われるような場面でもあります。

このシーンを見せたら皆、吹いてしまうのではないか。それはなくとも、失笑は免れないのではないか。あるいは、読み流されて終わるのでは、感じる物などなにもないのではないか。

そういう危惧がずっと胸にのしかかったいたんです。

クリアされた方には分かるとおり、あの場面があってのラストシーンなので、あそこは絶対に失敗してはならないポイントでした。

そこをお褒めいただけたということは、今作の成功を意味しています。

『非常に』というお言葉を重ねていただけたことは、作者冥利に尽きるというものです。書いて良かった、本当にそう思います。


苺の『正しさ』や、それに対する皆の想いは、まさにおっしゃるとおりです。

このあたりについては後編で触れる内容ですから、作者である僕は、今は語るべき口を持ちません。そのときをお待ちいただければありがたく存じます。


また苺の今後についても同様、心苦しいですが、割愛させていただきたいと存じます。

望ちゃんについてのお話、ごもっともであると存じます。

上手く表現できるかわかりませんが、いただいたお言葉を胸に刻んで執筆したいと思います。

(いや、本当に、上手く書けなかったらごめんね……(汗) そのあたり、今から不安なんです……)


また「理想」についての考察、興味深く拝読させていただきました。

この物語のテーマをよくご理解なさっておられると素直に感服いたします。

この世でもっとも尊ぶべき純真なる気高さ、それこそが今後書こうと思っているものです。

ミノと苺の物語を最後まで見届けてくだされば幸甚に存じます。


主題歌も、気に入っていただけたようでなによりです。

作詞は他人の方にお任せいたしました。とはいえ、元となるキーワードはこちらから提出いたしました。

作詞を担当された方は、その内容をよくかみ砕いてくださったと思います。

その方の素性は、実を言うと僕はあまりよく存じません。本職は声優さんということだけうかがっております。

歌を担当なさった「舞子」さんも声優をなさっておられる方です。

ただ、名義上の問題もありますから、詳しくは明かせません。ごめんなさい。


あ、それと、詩の内容、公開してませんでしたね。

あらためて、後ほど掲載させていただきます。


BGMについてですが、ご指摘の通り、数曲ほど新たに追加しております。さすがですねw

繕いシーンでの苺との時間、がっこうまいごでのミノの推理シーン、そしてラストで苺が目論見を看破するシーンなどがそれです。

鍵っ子のご感想で、せかけんの曲も増やしてというご要望をいただきましたし、なにより今作はかつての作品よりもより強いパワーが必要なシーンが多かったものですから、いくつか増やしてみました。

お目ならぬお耳にかなったようでなによりですw


嘘あらすじについては、ギャルゲーっぽく、あるいは抜きゲーっぽく仕上げてみましたw

ええ、あれはあれでどちらも面白そうですよねw 僕もそう思います。

個人的には抜きゲーの方を……(コラw


演出面もお褒めいただけたこと、うれしく思います。

今作はスクリプト作業に費やした時間が、過去二作より長いんです。がんばった甲斐があったというものですw

(それだけ、遅れてしまったということでもあるのですが……)

サブキャラの多さは、言われてみればまさにプリキュアオールスターズ級ですね(笑)

いや、それをさらりと描きこなすみそおでん先生こそ、素晴らしいと言わざるを得ないでしょう。

10周年のCGもご覧になられましたか。

実はあれ、昨年末から二週間かけて描き続けた大作です。

私立さくらんぼ小学校の10周年を飾るに相応しいCGであると僕も思います。

お褒めいただけたことで、その努力も報われたというものです。彼を代弁して御礼申し上げます。


効果音についてですが、作品ごとに少しずつ増量しています。

あのたくさんの効果音はまさにさくらんぼ小学校10年の歴史が作る厚みでもあるわけです。

まあ、ただ、それだけに効果音の埋め込みにものすごく時間がかかるようになってしまったわけですが……(苦笑)

(先にも書いたスクリプト作業の時間増の主原因はこの効果音によるものです)

でも、効果音がたくさん入ってる方が面白いですよね。


1コママンガ風モノクロ画ですが、ありゃ、多く見えませんでしたか。

Route of AYANOで書き下ろした分が37枚、Route of NANAで書き下ろした分が43枚、今作が65枚と実はかなり増量しています。

多分ですが、鍵っ子少女の印象が強いのではないかとお察しいたします。あれは88枚とかなり多かったですから(苦笑)

それに今作は四編もの話があって、ギャグ絵が出るシーンが分散していたせいもあるかもしれません。いつもなら後半はシリアスなので、絵が出るのは前半に集中しますから。


苺のイベントCG。苺の後ろ姿のシーンがお気に召されましたか。

あのCGは僕がこういう構図でお願いと注文をつけたものに、みそ君がシナリオを読んだ上で作成したものです。

(いつもはシナリオが完成する前にCG作業に入るので、分からないまま絵を描かねばいけないんです)

それゆえ、物語の意図を理解した絵になっていると思います。

絵もまた物語を表現する手段であるとするなら、あの絵こそ、この作品のお話を見事に表現したものなのかもしれません。


歯がぼろぼろの剣……。ええ、ムービーの中に出て来ますね……。

………………あ、そういうことか!(えーw)

いや、その辺は僕の指示ではないんです。でも、シナリオを読んだ上で、みそ君がそういう絵を用意し、今、貴方様がそのように解釈なされるのであれば、おそらくそういうことなのでしょう。

作者の僕が気付かないでやんの orz

……精進します。押忍。


次回予告については、今作が分割になることを決めてから、さっと書き上げたものです。

それゆえ、皆さんのご期待を煽れるか心配な部分もあったのですが、『史上最高』というお言葉に杞憂であったと胸をなで下ろすどころか、感動さえ覚えております。

そのお言葉がいただけたことで、僕の努力も報われるというものです。

しかしながら、ごめんなさい。ここについての返信も割愛させてください。

次回作のお楽しみということで、お許しを。

ただ、あずさの言葉へのご考察、及び手塚先生のお言葉については参考にさせていただきたいと思います。

これもご希望に敵う物語が描けるか今から不安ではありますが(苦笑)


値段についての「もっと高くてもかまわない」とおっしゃっていただけて、心強く思います。

今回また少し値上げすることになってしまったので、そう言っていただけて救われる想いです。


その上でさらに「狂おしいほどまでに魅せられている」とはもったいないお言葉。作者が報われる瞬間とは今まさにこのときなのでしょう。

こちらこそ、ここまで力作感想ありがとうございます。

貴方様の熱い想いは痛いほど伝わってきております。

ご期待に添うべく、次回で最高の結末をお届けできるよう努めさせていただきます。


僕の方こそ、御礼申し上げます。

ありがとうございます。

これからもよろしくお願いいたします。


また、次回作でお会いしましょう!!

よーし、がんばるぞー!!

真紅の果実 歌詞

さて、ご要望いただきました、少女と世界とお菓子の剣 〜Route of ICHIGO 1〜 主題歌「真紅の果実」の歌詞を公開いたします。

この場をお借りして、作詞家、作曲家、および歌手の方に厚く御礼申し上げます。

真紅の果実

【ボーカル】:舞子
【作詞】:StrongEyes/むにょっ(MUNYOT SOUNDS)
【作曲/編曲】:むにょっ(MUNYOT SOUNDS)


色褪せた君の世界 生まれたのは真紅の果実
風に散る悲しい声は 魂の哀歌

僕が君の想いを抱く 二人で手を繋いで行こう
今はお菓子(こころ)を剣に変える 笑顔を取り戻すため

白い翼広げ どこまでも高みへ羽ばたく
光り射す空まで 僕が導くから


残酷な君の願い 零れたのは真紅の涙
仰ぎ見た煌めく明日(あす)は うたかたの夢想

君が僕の心惑わす 二人で迎えた窓の光
今は温もり抱きしめても 運命(さだめ)は変えられない

白い翼広げ 想いを隠し夜を切り裂く
進むべき未来に 僕が橋を架ける


刃(やいば)を胸に抱き 熱い血潮めぐる
紡がれる愛の言葉 花と共に舞いあがる


白い翼広げ どこまでも高みへ羽ばたく
光り射す空まで 僕が導くから

また続きます

ごめんなさい。今回はここまでということで。

いただいたご感想はまだありますので、来週またご紹介いたします。では〜!

2013.01.21 ダウンロード販売開始

ども! 苦魔鬼轟丸です。

新作 少女と世界とお菓子の剣 〜Route of ICHIGO 1〜 のダウンロード販売が開始したのでお知らせです。

少女と世界とお菓子の剣 〜Route of ICHIGO 1〜 DLver

推理ファンタジーノベル『少女と世界とお菓子の剣』

私立さくらんぼ小学校が贈る本格ストーリーシリーズ第三弾!

ついに謎の美少女、春野苺ルート〈前編〉が登場!


1メガを越えるシナリオ量!

立ち絵有りのキャラクター数は総勢24キャラ!

ボイス数は驚きの1万ワード!!

脇役に至るまで完全フルボイス!

エッチシーンはムービー仕様!!


さらに番外編『クロスオーバー せかけん×椎子ラブ』も収録!

大人気キャラ『椎子さん』がエッチシーン有りで帰ってくる!!


大好評のストーリーを圧倒的大ボリュームでお送りします!


ダウンロード版販売サイトはこちら



そんなわけで、ダウンロード販売の方も始まりました!

パッケージ版ではなくDL版が欲しい、都合により買いに行けないという方は是非ご利用ください!


そして少しでも気になるという方は是非買ってください!!><





ちなみに、今回の赤字もまたごっついでー!(笑) 赤字発表いっくよ〜!

だいたいこんな感じで、回収できたのは150万くらい!!

現状、350万の赤字です。

もちろんこれは単純に原価だけの話で、僕とみその給料分は入ってないわけです。

僕とみそがこの作品にかけた時間から算出すると、

1200万くらいの大赤字!!(爆)

これ、大げさでもなんでもなく、預金通帳から1200万円が消えました(わーーい!)


もう貯金もねーよ! ちきしょううわーーん!!ヽ(`Д´)ノ


だからホント、興味あるなら買ってください orz

マジでお願いします!!


いや、自分で言うのもなんだけど、ストーリー物としての平均点は軽く超える内容だと思うんで……。

感想のお返事

またせてくれましたね

ずいぶんまたせてくれましたね。でも今から楽しみだ。
住んでる場所の関係でDLになるけど、気長に待ってます。

本当にお待たせいたしました!

遅くなって本当に申し訳ありません。

でも、その分、パワーアップして前作以上に楽しめる内容になってます。

DLも出しましたので、ぜひ楽しんでやってください!!

売上げはどうでしたでしょうかw

東の壁サークルさんが、ものすごい行列だらけだったので
「ぁー、さく小も同じ感じかなー」
なんて、思いながら見に行ったんですが。。。
わぁお、びっくり!スッカスカでしたねwww
あれからどうなったのかはわかりませんが…
売上げはどうでしたでしょうかw(汗

色々とお話させて頂こうかと思ってはいましたが後からお客さんもいらしてたので、早々に退散してしまいました。
今度は、じっくりお話できたらなぁ、と思いますw
(…公共の場で、何をじっくりお話するんだか、って感じですけどwww)

お久しぶりです! いつも買ってくださって本当にありがとうございます!

(あと、いつも投稿ありがとうございます。毎度、楽しみにしてますw)

コミケはええ、スッカスカでした……(汗) いつもは多少なりとも列ができるのですが、今回に至ってはほぼ皆無(笑)

そんなわけで売上は酷いものでした。ええ、本当(苦笑)

なにしろ今回はうちのサークルで売上最低記録を作ってしまいましたからね!

(いや、あまり笑えないけど…(苦笑))


コミケの場ではおしゃべりに興じるというのも難しいですよね。なにしろ会場はそういう雰囲気ではないですし。

それに売り子が僕ではない場合もありますし。最近は僕、列整理要員になってることが多いですから。

ただ、一言でいいので、いただけるとうれしいですw

お相手する暇がなかったらごめんなさいなのですが、髪の毛をだらしなく伸ばしてるのが居たら、それがおそらく僕なので、気が向いたら声でもかけてやってください(笑)

それとゲームも、是非楽しんでください!!

Route of ICHIGO2に期待しています

せかけん route of ICHIGO1をさっそく購入しやりました。
2年ぶりの力作だけあって充分楽しめましたが、どっぷりナナルートにくらべHシーンがおざなりだったのが残念でした。
次回のroute of ICHIGO2(中篇)に期待しています(笑)
完結したらルートオブハーレムを出して欲しいです。

プレイしてくださってありがとうございます!

がんばって制作したので、力作という言葉に報われる思いです。

Hシーンがおざなり……うむむ、なるほどなご意見。番外編のエッチシーンは、抜きゲーということを意識して短めに作ってみたのですが、確かにおざなりという感じもしますね。これは今後気をつけないと。貴重な意見ありがとうございました。

Route of ICHIGO2がんばります!

ハーレムルート、楽しそうでいいですね! 個人的にはすごく書きたいですw

ただ、Route of ICHIGO2を出すと、そんな空気じゃなくなるのではないかと思います(笑) ラストの余韻が崩しちゃいかねないですしw

アイディアとしては実に素晴らしいのですが(笑)

そんなわけで、ご感想、ありがとうございました! またお会いしましょう!!

作品から物凄いエネルギーを感じました

新年、明けましておめでとうございます。お初でございます。『少女と世界とお菓子の剣』の大ファンです。

早速買ってプレイしましたよ〜。日記の「マジで買ってください。お願いします orz」になんだか危機感を感じたので、ショップで複数買いしてしまいました。ちなみに、私の分以外は2次ロリ大好きな友人にプレゼントしました。私立さくらんぼ小学校を知らない人もいたのですが、ハマってしまったようです。

 シナリオも、グラフィックも、素晴らしかったです、本当に。前後編に分けて正解だったんじゃないでしょうか。AYANO編やNANA編以上に、作品から物凄いエネルギーを感じました。売り上げが心配な中作品にして下さったご英断に、感謝感謝であります。

 だからこそ、終わった時にはもう後編やりたくなっちゃってました(苦笑)。まさにこのシリーズも「8合目まで登りつめた」状態だと思いますので、資金繰りなどあると思いますけど絶対に打ち切らないで完結させてくださいね!あとがきの、必ず作品を我々に届けてくださる、という言葉を信じて待っています。
 私はノンポリなんで、「○○党が〜!!」とかいう話はしないんですけれど、それでもやっぱり2次ロリ規制の話は非常に気になってしまいます(勿論反対です)。私立さくらんぼ小学校には、これからもバシバシ作品を出していただきたいです。
 ですので、資金面でも、規制反対とかでも、ユーザーが協力できることは告知してくださいね。出来る限りのことはしたいとおもってますんで。

 なんだか取り留めのない文章になってしまいごめんなさい。後編に期待しています。

追伸:ErogameScape、自分は使ったことがありませんが、現状(2013/1/6)見てみたところからしてあと300人以上が0点を入れないと平均点は0点になりませんね。当面の危機回避、良かったですねw

はじめまして! 苦魔鬼轟丸と申します。

私立さくらんぼ小学校作品をお買い上げくださってまことにありがとうございます。

「大ファン」とのお言葉、大変ありがたく存じます。その一言に報われる思いです!

そしてなにより、複数買いしていただけるとは!! ありがとうございます! お金を余分に使わせてしまって申し訳ないです!

でも、本当、助かります。いや、今回、売上かなり悪かったもので……(汗)

その上、ご友人達に布教してくださるとは! これはもう足を向けて寝られませんw 感謝の言葉では言い尽くせません。

『分割』に関しては自分でも不安でした。中途半端なところで終わってしまうので、プレイした方が『拍子抜け』してしまうんじゃないかと。ですから『正解』というお言葉をいただけたことは、ほっと胸をなで下ろすと共に、大変うれしく思います。

このシリーズは僕としてもなにがなんでも完結させるつもりです。

ちょっと長くなっちゃうかもしれないのですが、必ず出しますので、どうか最後までおつきあいいただければと存じます。

それではまた! Route of ICHIGO 2 でお会いしましょう!


ErogameScape、勝手にネタにさせてもらっちゃいました(笑) ノリで0点付けられたらどうしようと思ってましたので、真面目に評価していただけて一安心です(笑)

次へ次へと読ませるテキストで本当に楽しめる内容

 こんにちは。
 12月31日は、『少女と世界とお菓子の剣』を入手し、直ちに帰宅してパソコンの電源を入れた一ファンです。
 え?巨大イベントの意味が無い?私の中では『せかけん』入手した時点でイベントは終わったんですが何か?(笑)

 というわけで、正月休みを使ってじっくり堪能させていただきました。
OP主題歌、あんなにも気分を高揚させてくれるとは。あれを見た瞬間、見ようと思っていたお正月特番の全パスが決定しましたw凄い試みでしたね。いやが上にも高まる期待!!みそおでんさんのグラフィックも相変わらず良い。

 ストーリーも、圧倒的なポテンシャルで素晴らしかったです。苦魔鬼さんは「我ながら」って書いておられましたけれど、話の続きが気になって次へ次へと読ませるテキストで、本当に楽しめる内容でした。個人的には、ちょっと雰囲気が変わって、色んなキャラがわらわらする『花開くは黒き花弁』がお気に入りです。あの章が、一番みんなの素顔がみられて楽しい(と見事に騙された!!これ以上はプレイ者特権だと思うので書きませんが)。
 ノベルゲームとしてだけではなく、ミステリーとしてもかなり楽しめる作品になっていたかと思います。ただ、ちょっとだけ気になったのですが、苦魔鬼轟丸さんはミステリー読んでて誰が誰だか分からなくならないように個性的な名前を付けている、ってアヤノ編発売の前後あたりの日記で書かれていた気がします。それを差し引いても、『カンバスのゆりかご』は内容が内容なだけにどっちが誰なのかちょっと混乱しました。私がアホなだけかもですが。

 シリアスあり、笑いありで読み進め、最後に『クロスオーバー』で愛する苺ちゃんに萌え転がり…
 (・_・?)アレ !?…続きは?このあと世界の秘密が解き明かされるんですよね?苺ちゃんともラブラブできるんですよね?
………
 そういや前編だった〜〜〜━━━━[;゚;Д;゚;]━━━━orz
 と、鬱ゲーではないのにプレイ後、鬱に(苦笑)

 私は、さく小作品はほぼ網羅的にプレイさせていただきましたし、『せかけん』の間で出た作品の椎子さんや紫苑ちゃんも大好きです。ただ…今度ばかりは……あんまり間空けないで出して下さいませ。別に箱根駅伝を走っているわけでもないのに、後編を求めてピクピクと痙攣する全身…w

 ちょっと財政的に稼がないといけないんですよね。『せかけん』、絶対完結して欲しいですし、他にもドンドン楽しい作品を出してほしいので、多少なら資金応援しますよ?法律上の会計処理のことはよく分からないんですけれども。
 私は『鍵っ子少女』も大好きではあるのですが、あのときに苦魔鬼さんが途中から凝り始めて、その後1年半新ソフトのリリースが無かったというのが非常に気になってしまいます。もう『せかけん』は足掛け4年目のシリーズになりますので、何とか今年中にゴールインして欲しい、という気持ちでいっぱいです。どうぞ、私の痙攣が収まるように(爆)、後編を宜しくお願いします。

 それでは、また新作が出たら感想お送りします。楽しい作品を有難うございました!

こんにちは! 苦魔鬼轟丸です。Route of ICHIGO 1 プレイしてくださって、ありがとうございます!!

うちの作品のためだけにコミケ、いらっしゃったんですか!?

それはなんといいますか恐縮の至りです。その労を多といたしたく存じます。

でもその分、楽しめていただけたようでなによりです!

オープニングムービー良かったですか。いや、僕もそう思います!w ムービーはみそ君が担当するのですが、彼も褒められて喜んでますよw

それに主題歌も気に入っていただけてなによりです。あの曲、いいですよねw 実を言うとiPodに入れて毎日聞いてたりしますw

「話の続きが気になって次へ次へと読ませるテキスト」とお褒めのお言葉、ありがとうございます。自分の文章を読んでもらうことこそが、ライターとしての本懐です。大変だったけど書いて良かったとうれしく思います。

そしてうれしいと言えば、「見事に騙された!!」というお言葉ですw

これを言わせたかった!(笑)

一生懸命、無い頭をひねった甲斐があるというものです! 本当にありがとうございます。

『カンバスのゆりかご』でどっちがどっちか分からなくなった。ああ、なるほど確かに……(汗)

あの二人は名前が似てますからね(苦笑) とはいえ、展開上、仕方がないということもあって。う〜ん、分かり易く書くって難しいなあ。

次はなるべく早く出したいと思います(年内はちょっと無理です、ごめんなさい!!)

ただ、ご懸念の通り、財政状況はかんばしく無く、しばらくは稼がないといけない状況です(汗)

資金ご援助のお申し出、深謝いたします。しかし、こればかりは自分たちの力でなんとかしないといけませんので、お気持ちだけ受け取らせていただければと存じます。

そこまで愛していただけることを本当の本当に喜ばしく思います。皆様に支えられている幸福をかみしめております。

なるべく早く出せるようがんばって書きますので、どうかお待ちいただければありがたく存じます!

ご感想、本当にありがとうございました!

続く

そんなわけで、今回はDL版の紹介と、皆様からのご感想を紹介いたしました。

感想はもう少し来ておりますので、その分は次回の日記でお返事させていただきますね。


あ、そうそう! トップページのCGにもありますとおり、私立さくらんぼ小学校10周年です!w

その辺もいずれちょっと語ってみようかしらw


ではでは〜〜!!








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お答えできる内容なら、できるだけ日記の中でお答えしますんで。

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