
【朗報】同人エロゲ、売れまくる
https://nijitoraware.com/archives/122338
ユーザーさんの間でも最近、同人ゲームが売れてるって話が出てきてますね。
しかしみなさんの感想を読んでると時代の変遷を感じさせられますな。
ほんの数年前まで、商業エロゲーファンの間では同人なんてゴミ扱いされたものでした。
同人ってだけで「なんだよ同人かよイラネ」なんて叩かれたりしましたからね。
だいたい「エロゲー」って言ったら自動的に商業を指すじゃないですか。そういうところからも覆しようのない大きな格差があったわけ。
それが最近では、同人っていいよねなんて話が公然と行われている。
本当に時代は変わったもんです。
で、この時代は変わったということについて。
同人の売上ランキングは毎日眺めてるんですけど、売れてる同人ゲームっておおよそ『凌辱』が多いですよね。
凌辱と言っても、レイパーが強姦するガチの凌辱ではなく、モンスターにやられるといった系統。
先月の日記『本当にノベルゲームは衰退したのか』で、同人ゲームはRPGが売れてるって書きましたが、RPGならなんでも売れるわけじゃない。
愛と勇気の学園RPGみたいなコンシューマにありがちな路線は同人だと非常にウケが悪い。
一方、女主人公でモンスターに凌辱されるといった内容が非常にウケがいい。アクションも同じ。
だから同人ゲームは今、空前の凌辱ブームと言えるかもしれません。
で、同人にRPGが増えたのって2010年からなんですけど(なんでかは不明)、この同人RPGと凌辱がいい出会いを果たしたのだと思います。
じゃあ、なんでいい出会いを果たしたのかってことなんですが。
商業からファンが流れてきたんじゃないかなと。

これ、ソフ倫発表の売上本数をグラフにしたものなんですけども、2006年、2010年に大きく落ち込んでるのわかりますかね。
どちらも前年に大型規制が発表された年なんですよね。
2005年にロリータ規制、2009年に凌辱規制(レイプレイ事件)。
規制の影響が数字にはっきり出ちゃってると言える。
(ちなみに2004年にもすごく落ち込んでますが、2003年にWinnyが登場したためと思われます 2020/05/13訂正 嘘、ごめん。E-Login廃刊が原因)
これらを合わせると、
商業エロゲーが凌辱規制をしたことから、お客が同人に流れて、ちょうど盛り上がったRPGと出会い、凌辱RPGを中心に同人ゲームが発展した
こんなことが見えてくるんじゃないかと。
それでやっぱり思うのは自主規制路線はダメだな、と。
商業エロゲーは沙織事件があって、お店で売ってもらえなくなってしまった。だからエロゲーの販売を再開させるためにソフ倫という組織を作った。それはいいんですが、しかしその存在が要らん規制を呼び込み、逆に市場を制限してしまったということなんですよね。同人の台頭を許すほどに。
今後のエロゲーの発展を思えば、ソフ倫の権限は縮小させるべきかもしれません。
そして同人はこの轍を踏まないようにしないといけない。
同人は市場が小さいですから、簡単に飛んでしまいますからね。
「なるべく規制しない(明文化しない)」
「規制しても効力は一時的にとどめ、すぐ緩和を目指す」
これが大切じゃないかと思います。
特にすぐ緩和を目指すってことが大事じゃないかな。ソフ倫はこれができてないんで。