2020.05.20 DLsiteの年間ランキングを10年分、集計してみた(同人誌・CG集編)
ども! 苦魔鬼轟丸です。
さて、今週は以前に言ってた、ダウンロード同人の売上を見てみよう、同人誌・CG集です! うちはゲーム屋だし、同人誌やCG集について書くのもやぼかなと思ったんですけどね。ただ、ちょっと気になるじゃないですか。
スマホによる世の中の変化が。
2010年代の特徴と言えばなんと言ってもスマートフォンの普及! NTT docomoでiPhoneの取り扱いがはじまったのは2013年。このあたりからスマホを持ってない人はいないという状況へと世の中は変化しました。今となってはパソコンが要らないという層も急増していると聞きます。個人的にはパソコンが便利すぎて信じられないですが!(苦笑)
だからパソコンゲームは売上が落ちて、スマホゲームの売上が上がるんじゃないかと言われて、2012年頃だったかな? スマホエロゲーの販売店が続々と立ち上がったりしました。しかし待ち受けていた運命はまさかの大爆死!
ちなみに同人でもDMMがスマホ同人ゲームというものにチャレンジしましたが、一年で撤退!
スマホがこれだけ普及したにもかかわらず、エロゲーがそこに乗れないという現象が起ってる。
とはいえ、スマホはあいかわらず普及し、スマホでも読める電子書籍は年々売上を伸ばしていると聞きます。スマホで読む漫画サービスのCMもよく目にします。
デジ同人の同人誌はどうなってるのか。
そして、ゲームとの関係はどうなのか。
同人誌やCG集に転向した方がいいのか!?
今日はDLsiteのランキングからそれを見てみたいと思います。
また、今回の日記は以下のシリーズの三つ目となります。
2020.03.05 FANZAとDLsite同人ゲーム年間ランキングトップ100を10年分を集計してみた件
2020.03.17 本当にノベルゲームは衰退したのか(DLsite同人ゲーム年間ランキング1位~300位を10年集計してみた・ジャンル別編)
DLsiteの漫画・CG集、2010年代の売上を上位300位まで集計してみた
※注意事項
数字は年間ランキング上位1位~300位まで『人気順』での集計です。上位作品に偏るため、同人全体を見るものではないことをご理解ください。
売上金額は売上本数×サークル設定価格で算出しています。セールは考慮していないので、実際の売上よりも数字は大きく出ています。
平均売上は、売上本数・金額÷ランキング内に入った本数で算出しています。
ちゃんと統計を取るといったものではなく、ざっくりと数字を見るという主旨であることをご留意ください。
あと、数字間違ってたらごめんねw
主旨は変化を見ることです。
数字に意味はありません(苦笑)
ランキングの上位だけの数字だからね。
あくまで、市場の伸びを知って安心しようって話です。
あ、あと、今回はDLsiteのみで集計します! DLsiteは300位まで集計できるので、分けた方がいいと思いまして。
FANZAはまた次回に。
というわけでさっそく行きまーす!
ジャンル別タイトル数
まずは同人誌・CG集の300位までの比率から。
DLsite 年間ランキング 1位~300位 ジャンル別タイトル数
マンガ CG集 ノベル 画像素材 その他
2010 76 221 0 0 3
2011 67 231 1 0 1
2012 75 222 3 0 0
2013 85 214 0 0 1
2014 79 221 0 0 0
2015 75 225 0 0 0
2016 83 213 1 1 2
2017 90 205 4 1 0
2018 125 171 0 0 4
2019 126 170 0 0 4

ランキング300位圏内に入ったジャンルの数です。この数字が大きいジャンルは人気があると言えるかもしれません。
2010年、CG集は同人誌の3倍売れてます。そう、同人ソフトって昔からCG集が強いんですよね。90年代はコミケ等に行くとフロッピーディスクに入ったCG集がずらずらと並んでいたものです。
しかし2018年からその均衡が崩れています。同人誌が上位300位にぐっと入り込んできました。逆にCG集が押されてしまいます。この頃から、DLsiteが積極的に広告を打つようになった気がします。その影響かもしれません。
あと2018年というと、漫画村の閉鎖が思い浮かびますね。漫画が無料で配布されるという事件だったわけですが、しかしその際、不幸中の幸いとして世の人にスマホで漫画を読む癖がついたという話もあります。そこからデジ同人で同人誌を読むという行動につながった可能性も、あるかもしれません。
さて、ここでゲームも見てみましょう。

前回はゲームを各ジャンルで見ましたが、今回は『ゲーム』とひとくくりにすると、こんな感じになります。動画がランキング外へとどんどん押しやられているのがわかりますね。FANZAだとまた違うんでしょうが、DLsiteだと動画はちょっと分が悪いようです。
売上本数
DLsite 年間ランキング 1位~300位 売上本数
マンガ CG集 ノベル 画像素材 その他
2010 106,543 351,501 2074
2011 115,484 360,100 1309 525
2012 109,119 386,688 3256
2013 137,816 385,555 617
2014 143,477 414,059
2015 146,470 446,328
2016 153,076 416,370 1198 388 1837
2017 165,374 402,701 5183 261
2018 329,104 401,792 5692
2019 398,880 560,009 7676
同人誌の売上が2018年に倍増してることがわかります。そして翌年2019年にCG集もぐっと伸び出した。DLsiteの広告の力の入れ方がなんとなく察せられます。
2010年から比べれば、同人誌の成長はなんと4倍!
CG集も1.6倍なのですから、この10年でいかにダウンロードで同人誌やCG集を買うようになったかがわかります。
さて、次はゲームとの比較です。
まあ、やっぱりね、時代はスマホですから、パソコンが中心のゲームはダメでしょうなあ(苦笑)

あっれぇぇぇ!?!?
なんかゲーム、めっちゃ売れてる!!! 今はスマホ時代じゃないの??? スマホの普及とともにパソコンゲームの売上は下がって、スマホで見られる漫画・CG集の売り上げが爆増じゃなかったんかい!!
なんとびっくり、予想とまったく逆! むしろパソコンで遊べるゲームがどんどん売れてきてる!!
売上金額
DLsite 年間ランキング 1位~300位 売上金額
マンガ CG集 ノベル 画像素材 その他
2010 ¥91,072,300 ¥298,475,980 ¥2,550,900
2011 ¥101,445,300 ¥316,312,810 ¥863,940 ¥750,750
2012 ¥101,271,115 ¥325,065,180 ¥2,694,780
2013 ¥123,179,100 ¥326,307,190 ¥882,310
2014 ¥116,831,330 ¥347,785,570
2015 ¥128,644,780 ¥377,256,110
2016 ¥133,637,790 ¥377,876,400 ¥922,460 ¥1,408,440 ¥3,259,080
2017 ¥144,231,340 ¥363,495,770 ¥5,164,390 ¥947,430
2018 ¥287,112,210 ¥361,544,260 ¥10,176,210
2019 ¥339,164,650 ¥543,300,780 ¥12,057,430

例によって、この数字は、サークル設定価格に売上本数をかけたものなので注意です。
セールを考慮していないので、実際の売上はもっと低いはずです。
こちらの数字も、売上本数と変わらず、マンガが2018年から急激に伸びてますね。2017→2018年に倍の売上に。
このままCG集を抜くかと思いきや、2019年にはCG集も伸びて、マンガよりも高売上をキープ。CG集の方が同人誌より若干価格帯が高いってのが影響してるのかもしれません。
さて、ゲームとの比較。

ゲーム、すごっっ!!
いや、同人誌やCG集の伸びがすごいと思ってましたが、ゲームもすごい!!
2010年と2019年を比較すると、伸びとしては、マンガもゲームも同じくらいでしょうか。
ゲームはもともと売上が大きかったので、伸びるとさらにすごいことになってます。
そして10年間のグラフを見ると、順当に売上を伸ばしてきたゲームと、この2年で急激に伸びた同人誌という構図が見えますね。
同人RPGブームによって伸びていったゲームと、スマホ広告によって伸びた同人誌といったところでしょうか。
とはいえ、これは全体の売上ですからね。
前回も平均を見たら意外な事実が見えてきました。
今回ももしかしたら…。
というわけで、平均を見てみましょう。
平均
DLsite 年間ランキング 1位~300位 平均売上本数
マンガ CG ゲーム 動画
2010 1,402 1,591 1,749 1,886
2011 1,724 1,559 2,023 1,890
2012 1,455 1,742 2,183 2,112
2013 1,621 1,802 2,500 2,318
2014 1,816 1,874 2,462 2,578
2015 1,953 1,984 2,670 2,530
2016 1,844 1,955 2,875 2,767
2017 1,837 1,964 3,302 2,655
2018 2,633 2,350 3,946 2,793
2019 3,166 3,294 5,105 3,208

DLsite 年間ランキング 1位~300位 平均売上金額
マンガ CG ゲーム 動画
2010 ¥1,198,320 ¥1,350,570 ¥3,095,282 ¥3,505,647
2011 ¥1,514,109 ¥1,369,320 ¥3,549,900 ¥3,628,538
2012 ¥1,350,282 ¥1,464,258 ¥3,884,522 ¥3,477,785
2013 ¥1,449,166 ¥1,524,800 ¥4,512,886 ¥3,878,781
2014 ¥1,478,878 ¥1,573,690 ¥4,311,695 ¥4,609,852
2015 ¥1,715,264 ¥1,676,694 ¥4,711,898 ¥4,543,761
2016 ¥1,610,094 ¥1,774,068 ¥4,959,753 ¥4,869,021
2017 ¥1,602,570 ¥1,773,150 ¥5,782,102 ¥4,636,674
2018 ¥2,296,898 ¥2,114,294 ¥7,038,036 ¥4,446,424
2019 ¥2,691,783 ¥3,195,887 ¥9,469,885 ¥5,702,678

ごめん。
今回、同人誌とCG集の話をしようと思ってたわけですが、
ゲームがすごすぎて、両者が霞む…(汗)
これまでと同じように2018年からマンガが伸びているのに対して、ゲームは10年間で売上を伸ばしてきたのがわかります。
となれば、みんなで同人ゲームを作ればいいんだね^^ となるかと言えば、ちょっとその結論は待っていただきたい!
同人誌とゲームって制作日数が同じか?
もちろん違います。
前回、アドベンチャーゲームとロールプレイングは制作時間が違うから、ノベルを早いスパンで作ることも手という話はしました。
それで言うと、同人誌やCG集だってそう。
12ヶ月で作ったRPGの売上と、2ヶ月で作った同人誌の売上は単純に比較できない。
そしてもう一つ、問題があります。
それは価格差と卸率。
20年以上前、同人ショップが出現した時代、「同人委託は7掛け」なんて言われたものです。
1000円の同人誌をショップで売ると、300円をショップに取られ、サークルは700円もらえます。
この場合、卸率は70%。つまり『七掛け』となるわけです。
しかしその後に出現したDLsite、FANZAはこれを変動制としました。
彼らは同人最大のボリュームゾーンである1000円以下の価格帯の卸率を低く設定したわけです。
その代わり、価格が1700円を超えると、逆にメロンブックスなどよりも高卸率となります。
今回の話、同人誌とゲームを比較するとなると、価格帯が違いすぎるので、この卸率も考慮しないと比較できない。
というわけで、卸率を計算に組み込みます。
まずは、サークルの取り分の総合計(DLsiteの仕入額)。
表は省略します。

やはり、ゲームは卸率が高いので、すごいことになります。
そしてさらに平均。
DLsite 年間ランキング 1位~300位 平均サークル売上金額
マンガ CG ゲーム 動画
2010 ¥630,827 ¥696,809 ¥1,973,697 ¥2,305,041
2011 ¥784,965 ¥710,594 ¥2,264,271 ¥2,340,923
2012 ¥708,091 ¥761,727 ¥2,478,173 ¥2,186,248
2013 ¥760,139 ¥785,796 ¥2,884,097 ¥2,433,173
2014 ¥758,016 ¥814,014 ¥2,746,074 ¥2,911,983
2015 ¥903,424 ¥867,120 ¥3,008,254 ¥2,976,883
2016 ¥855,763 ¥930,907 ¥3,165,730 ¥3,131,037
2017 ¥857,361 ¥925,854 ¥3,673,005 ¥2,944,332
2018 ¥1,234,130 ¥1,101,716 ¥4,487,381 ¥2,816,271
2019 ¥1,401,358 ¥1,722,399 ¥6,110,219 ¥3,619,905

これが(ランキング300位以内の)平均的なサークルの取り分です。
だいたい各ジャンルの年間ランキングで150位くらいに位置できれば、同人誌なら140万円、CG集なら170万円、ゲームなら600万円、動画なら360万円儲かるって感じです(源泉徴収は考慮してません)
同人誌を年に3冊も書けば、結構いい生活できちゃうじゃないですか!
まあ、年間で150位って、ものすごいポジションなんだけどね…(←めったに入れない人)
いや、でもこの10年で利益が全然上がってますよね。
同人で食ってくのは、もう夢の話じゃなくなってる!

さて、直近の2019年に注目します。
マンガを「100%」としたときの比率を出してみます。
マンガ CG ゲーム 動画
2019 100% 122.91% 436.02% 258.31%
ついでだから『ゲーム』を主要ジャンルに分けてみましょう!

マンガ CG アドベンチャー ロールプレイング シミュレーション アクション 動画
2019 100% 122.91% 298.76% 436.16% 510.30% 463.55% 258.31%
これが現在の(DLsiteの)利益比です。
これをどう見るか。
同人誌に対してノベルゲームは3倍儲かるとも言えます。
逆に言うと、同人誌制作の3倍の時間内でノベルゲームを作らなければならないという意味でもあります。
ゲーム制作がそれ以上かかるなら、同人誌3冊書いた方が利益率高いとも言えますね。
ちなみに、私立さくらんぼ小学校の場合、同人ノベルゲーム一作を8人月(スタッフ2人×4ヶ月)で制作することができます。
同人誌は2人月です(みそおでん×2ヶ月)
制作期間が4:1で、ゲーム制作の方が効率悪いということになります。
ただ、利益はまったく逆です。
うちは同人誌がまったく売れてないです(苦笑)
そして、30人月もかけてしまった、公園いたずらシミュレータ ver.MAKO はFANZA累計ゲームランキング8位という大快挙!
なので、現状、得意なジャンルを曲げてまで、他に移った方がいいと言えるほど偏った数字は見られないと思います。
基本的には個々のサークルがそれぞれ得意なものを作るべきですね!
まとめ
というわけで、同人誌・CG集・ゲーム・動画の推移を見てきました。
同人誌

同人誌はこの中で利益が最も低いです。
ただこれはあくまでダウンロード同人だけでの話。
同人誌は印刷してショップ委託するという手もあります。また、マンガサイトなどでも売上を回収できるので、おそらく実際の利益はもっと跳ね上がるはず。
それに制作期間を考えると、利益率は一番高い可能性があります。
なんだかんだ言っても同人界で最も鉄板かもしれません。
そして、2018年からの急激な伸び! これが今後、どうなるか要注目です!
下手したらゲームを作るより儲かるなんて話にもなりかねません。
いままで同人誌で利益を出している作家さんは、このままがんばって書き続けた方がいいと思います。
CG集

最近は同人誌に押されている傾向が見受けられます。しかしそれでも売上は同人誌よりも高いです。
そして2019年に急激に伸びていることから、2020年の今年の動向に要注目!
今年、同人誌を大きく引き離すのか。さらにゲームにまで追いついてしまうのか。非常に気になるところ。
現在CG集で利益出せてるサークルさんなら、このまま書き続けた方がいいと思います!
あと、ゲームやってるところもたまにCG集を出してみるのも手ですね。
ゲーム

2010年からの10年間で大きく伸びてることがわかります。
アドベンチャーゲームは2倍売れるようになり、ロールプレイングは2.5倍、シミュレーションに至っては4倍にも伸びてる。
だから昔から同人ゲームを作ってきた人たちは安泰かもしれません。てか、ぶっちゃけ同人バブル来てますよね(笑)
ただ注意しないといけないのは、今FANZAの同人ゲームの売上が下降傾向に入って来てるので、DLsiteもそうなる可能性を孕んでいること。
今年、あるいは来年あたりにバブルが終わってしまう可能性は否定できないので、今のうちに稼ぐだけ稼ぎましょう! がんばってゲーム出して!(←自分に言い聞かせてますw)
あ、ただ、アドベンチャーゲームを作ってる方は注意した方がいいかも! 前回に触れたんですけど、アドベンチャーは平均売上は落ちてないんだけどシェアが縮小しているという傾向にあります。それって商業エロゲーと酷似してるんですよ。あの業界はノベルゲームが主流ですが、平均で見ると横ばいなのに、シール発行枚数(売上)が落ち続けてるんです。そしてソフ倫加盟メーカーが減り続けている。つまり売上が下がってメーカーが消えてるが、ファンはよそのメーカーに付くので平均は落ちないという現象が続いている。同人アドベンチャー市場と似てるんです。ですから、同人でアドベンチャーが主戦力という方は同じ運命を辿ってしまう可能性があります。ある日ぱったりと売れなくなる可能性がある。シェアが縮小しているってことは、いずれその身に起こりうるってことですからね。気をつけた方がいいです。いざというときのために遊びでRPGツクールを触っておく等の準備運動はしておいた方がいいかもしれません。あるいは同人誌やCG集も視野に入れておくとか。育成シミュの企画を練っておくとか。やり方はあるはず。杞憂ならいいんですが、変な共通点があるので気をつけるにこしたことはないです。
(2020.05.22 文章を読みやすく修正しました。内容におおよその変化はありません)
動画

うちもゲームで動画を作るので知っていますが、動画は非常に手間がかかります。
その上、DLsiteではあまり伸びがよろしくありません。他のジャンルは全部大きく成長しているのに、動画は成長率が低いです。
はっかりいってDLsiteでは期待できないジャンル。
ただ、動画はFANZAがメインでしょうから、今回の話はあまり関係ないかもしれませんねw
総括
というわけで総括すると。
- 他のジャンルに移った方がいいと言えるほど、有意な数字は見られない
- DLsiteでは同人誌・CG集・ゲーム、主要ジャンルがすべて成長
スマホ時代だから、ゲームから他のジャンルに移った方がいいということはないようです。
またその逆(ゲーム以外からゲームへの移動)も意味はなさそうです。
つまり現状の結論は
それぞれ得意なジャンルを作った方がいい
です。
ただ、これがこの先どうなるかはわかりません。
それだけマンガ・CG集のこの2年の伸びがすごいです。
数年後には「ゲームなんて儲からないもの作ってたらバカ」なんてことにもなってる可能性はあります。
制作者のみなさんはフットワークを軽くしておく必要はあると思います。
ただ、それはあくまで先の話。
現状は全体的に高い成長率が見受けられるわけです。ぶっちゃけデジ同人バブルが来てるって言っちゃっていい!
はっきり言って今、大チャンス!!
みんなガンガン出してけ!!
う、うちもがんばらないと…(汗)
※注意事項
数字は年間ランキング上位1位~300位まで『人気順』での集計です。上位作品に偏るため、同人全体を見るものではないことをご理解ください。
売上金額は売上本数×サークル設定価格で算出しています。セールは考慮していないので、実際の売上よりも数字は大きく出ています。
平均売上は、売上本数・金額÷ランキング内に入った本数で算出しています。
ちゃんと統計を取るといったものではなく、ざっくりと数字を見るという主旨であることをご留意ください。
あと、数字間違ってたらごめんねw
主旨は変化を見ることです。
数字に意味はありません(苦笑)
ランキングの上位だけの数字だからね。
あくまで、市場の伸びを知って安心しようって話です。
あ、あと、今回はDLsiteのみで集計します! DLsiteは300位まで集計できるので、分けた方がいいと思いまして。
FANZAはまた次回に。
というわけでさっそく行きまーす!
ジャンル別タイトル数
まずは同人誌・CG集の300位までの比率から。
DLsite 年間ランキング 1位~300位 ジャンル別タイトル数 | |||||
---|---|---|---|---|---|
マンガ | CG集 | ノベル | 画像素材 | その他 | |
2010 | 76 | 221 | 0 | 0 | 3 |
2011 | 67 | 231 | 1 | 0 | 1 |
2012 | 75 | 222 | 3 | 0 | 0 |
2013 | 85 | 214 | 0 | 0 | 1 |
2014 | 79 | 221 | 0 | 0 | 0 |
2015 | 75 | 225 | 0 | 0 | 0 |
2016 | 83 | 213 | 1 | 1 | 2 |
2017 | 90 | 205 | 4 | 1 | 0 |
2018 | 125 | 171 | 0 | 0 | 4 |
2019 | 126 | 170 | 0 | 0 | 4 |
ランキング300位圏内に入ったジャンルの数です。この数字が大きいジャンルは人気があると言えるかもしれません。
2010年、CG集は同人誌の3倍売れてます。そう、同人ソフトって昔からCG集が強いんですよね。90年代はコミケ等に行くとフロッピーディスクに入ったCG集がずらずらと並んでいたものです。
しかし2018年からその均衡が崩れています。同人誌が上位300位にぐっと入り込んできました。逆にCG集が押されてしまいます。この頃から、DLsiteが積極的に広告を打つようになった気がします。その影響かもしれません。
あと2018年というと、漫画村の閉鎖が思い浮かびますね。漫画が無料で配布されるという事件だったわけですが、しかしその際、不幸中の幸いとして世の人にスマホで漫画を読む癖がついたという話もあります。そこからデジ同人で同人誌を読むという行動につながった可能性も、あるかもしれません。
さて、ここでゲームも見てみましょう。
前回はゲームを各ジャンルで見ましたが、今回は『ゲーム』とひとくくりにすると、こんな感じになります。動画がランキング外へとどんどん押しやられているのがわかりますね。FANZAだとまた違うんでしょうが、DLsiteだと動画はちょっと分が悪いようです。
売上本数
DLsite 年間ランキング 1位~300位 売上本数 | |||||
---|---|---|---|---|---|
マンガ | CG集 | ノベル | 画像素材 | その他 | |
2010 | 106,543 | 351,501 | 2074 | ||
2011 | 115,484 | 360,100 | 1309 | 525 | |
2012 | 109,119 | 386,688 | 3256 | ||
2013 | 137,816 | 385,555 | 617 | ||
2014 | 143,477 | 414,059 | |||
2015 | 146,470 | 446,328 | |||
2016 | 153,076 | 416,370 | 1198 | 388 | 1837 |
2017 | 165,374 | 402,701 | 5183 | 261 | |
2018 | 329,104 | 401,792 | 5692 | ||
2019 | 398,880 | 560,009 | 7676 |

同人誌の売上が2018年に倍増してることがわかります。そして翌年2019年にCG集もぐっと伸び出した。DLsiteの広告の力の入れ方がなんとなく察せられます。
2010年から比べれば、同人誌の成長はなんと4倍!
CG集も1.6倍なのですから、この10年でいかにダウンロードで同人誌やCG集を買うようになったかがわかります。
さて、次はゲームとの比較です。
まあ、やっぱりね、時代はスマホですから、パソコンが中心のゲームはダメでしょうなあ(苦笑)
あっれぇぇぇ!?!?
なんかゲーム、めっちゃ売れてる!!! 今はスマホ時代じゃないの??? スマホの普及とともにパソコンゲームの売上は下がって、スマホで見られる漫画・CG集の売り上げが爆増じゃなかったんかい!!
なんとびっくり、予想とまったく逆! むしろパソコンで遊べるゲームがどんどん売れてきてる!!
売上金額
DLsite 年間ランキング 1位~300位 売上金額 | |||||
---|---|---|---|---|---|
マンガ | CG集 | ノベル | 画像素材 | その他 | |
2010 | ¥91,072,300 | ¥298,475,980 | ¥2,550,900 | ||
2011 | ¥101,445,300 | ¥316,312,810 | ¥863,940 | ¥750,750 | |
2012 | ¥101,271,115 | ¥325,065,180 | ¥2,694,780 | ||
2013 | ¥123,179,100 | ¥326,307,190 | ¥882,310 | ||
2014 | ¥116,831,330 | ¥347,785,570 | |||
2015 | ¥128,644,780 | ¥377,256,110 | |||
2016 | ¥133,637,790 | ¥377,876,400 | ¥922,460 | ¥1,408,440 | ¥3,259,080 |
2017 | ¥144,231,340 | ¥363,495,770 | ¥5,164,390 | ¥947,430 | |
2018 | ¥287,112,210 | ¥361,544,260 | ¥10,176,210 | ||
2019 | ¥339,164,650 | ¥543,300,780 | ¥12,057,430 |
例によって、この数字は、サークル設定価格に売上本数をかけたものなので注意です。
セールを考慮していないので、実際の売上はもっと低いはずです。
こちらの数字も、売上本数と変わらず、マンガが2018年から急激に伸びてますね。2017→2018年に倍の売上に。
このままCG集を抜くかと思いきや、2019年にはCG集も伸びて、マンガよりも高売上をキープ。CG集の方が同人誌より若干価格帯が高いってのが影響してるのかもしれません。
さて、ゲームとの比較。
ゲーム、すごっっ!!
いや、同人誌やCG集の伸びがすごいと思ってましたが、ゲームもすごい!!
2010年と2019年を比較すると、伸びとしては、マンガもゲームも同じくらいでしょうか。
ゲームはもともと売上が大きかったので、伸びるとさらにすごいことになってます。
そして10年間のグラフを見ると、順当に売上を伸ばしてきたゲームと、この2年で急激に伸びた同人誌という構図が見えますね。
同人RPGブームによって伸びていったゲームと、スマホ広告によって伸びた同人誌といったところでしょうか。
とはいえ、これは全体の売上ですからね。
前回も平均を見たら意外な事実が見えてきました。
今回ももしかしたら…。
というわけで、平均を見てみましょう。
平均
DLsite 年間ランキング 1位~300位 平均売上本数 | ||||
---|---|---|---|---|
マンガ | CG | ゲーム | 動画 | |
2010 | 1,402 | 1,591 | 1,749 | 1,886 |
2011 | 1,724 | 1,559 | 2,023 | 1,890 |
2012 | 1,455 | 1,742 | 2,183 | 2,112 |
2013 | 1,621 | 1,802 | 2,500 | 2,318 |
2014 | 1,816 | 1,874 | 2,462 | 2,578 |
2015 | 1,953 | 1,984 | 2,670 | 2,530 |
2016 | 1,844 | 1,955 | 2,875 | 2,767 |
2017 | 1,837 | 1,964 | 3,302 | 2,655 |
2018 | 2,633 | 2,350 | 3,946 | 2,793 |
2019 | 3,166 | 3,294 | 5,105 | 3,208 |
DLsite 年間ランキング 1位~300位 平均売上金額 | ||||
---|---|---|---|---|
マンガ | CG | ゲーム | 動画 | |
2010 | ¥1,198,320 | ¥1,350,570 | ¥3,095,282 | ¥3,505,647 |
2011 | ¥1,514,109 | ¥1,369,320 | ¥3,549,900 | ¥3,628,538 |
2012 | ¥1,350,282 | ¥1,464,258 | ¥3,884,522 | ¥3,477,785 |
2013 | ¥1,449,166 | ¥1,524,800 | ¥4,512,886 | ¥3,878,781 |
2014 | ¥1,478,878 | ¥1,573,690 | ¥4,311,695 | ¥4,609,852 |
2015 | ¥1,715,264 | ¥1,676,694 | ¥4,711,898 | ¥4,543,761 |
2016 | ¥1,610,094 | ¥1,774,068 | ¥4,959,753 | ¥4,869,021 |
2017 | ¥1,602,570 | ¥1,773,150 | ¥5,782,102 | ¥4,636,674 |
2018 | ¥2,296,898 | ¥2,114,294 | ¥7,038,036 | ¥4,446,424 |
2019 | ¥2,691,783 | ¥3,195,887 | ¥9,469,885 | ¥5,702,678 |
ごめん。
今回、同人誌とCG集の話をしようと思ってたわけですが、
ゲームがすごすぎて、両者が霞む…(汗)
これまでと同じように2018年からマンガが伸びているのに対して、ゲームは10年間で売上を伸ばしてきたのがわかります。
となれば、みんなで同人ゲームを作ればいいんだね^^ となるかと言えば、ちょっとその結論は待っていただきたい!
同人誌とゲームって制作日数が同じか?
もちろん違います。
前回、アドベンチャーゲームとロールプレイングは制作時間が違うから、ノベルを早いスパンで作ることも手という話はしました。
それで言うと、同人誌やCG集だってそう。
12ヶ月で作ったRPGの売上と、2ヶ月で作った同人誌の売上は単純に比較できない。
そしてもう一つ、問題があります。
それは価格差と卸率。
20年以上前、同人ショップが出現した時代、「同人委託は7掛け」なんて言われたものです。
1000円の同人誌をショップで売ると、300円をショップに取られ、サークルは700円もらえます。
この場合、卸率は70%。つまり『七掛け』となるわけです。
しかしその後に出現したDLsite、FANZAはこれを変動制としました。
彼らは同人最大のボリュームゾーンである1000円以下の価格帯の卸率を低く設定したわけです。
その代わり、価格が1700円を超えると、逆にメロンブックスなどよりも高卸率となります。
今回の話、同人誌とゲームを比較するとなると、価格帯が違いすぎるので、この卸率も考慮しないと比較できない。
というわけで、卸率を計算に組み込みます。
まずは、サークルの取り分の総合計(DLsiteの仕入額)。
表は省略します。
やはり、ゲームは卸率が高いので、すごいことになります。
そしてさらに平均。
DLsite 年間ランキング 1位~300位 平均サークル売上金額 | ||||
---|---|---|---|---|
マンガ | CG | ゲーム | 動画 | |
2010 | ¥630,827 | ¥696,809 | ¥1,973,697 | ¥2,305,041 |
2011 | ¥784,965 | ¥710,594 | ¥2,264,271 | ¥2,340,923 |
2012 | ¥708,091 | ¥761,727 | ¥2,478,173 | ¥2,186,248 |
2013 | ¥760,139 | ¥785,796 | ¥2,884,097 | ¥2,433,173 |
2014 | ¥758,016 | ¥814,014 | ¥2,746,074 | ¥2,911,983 |
2015 | ¥903,424 | ¥867,120 | ¥3,008,254 | ¥2,976,883 |
2016 | ¥855,763 | ¥930,907 | ¥3,165,730 | ¥3,131,037 |
2017 | ¥857,361 | ¥925,854 | ¥3,673,005 | ¥2,944,332 |
2018 | ¥1,234,130 | ¥1,101,716 | ¥4,487,381 | ¥2,816,271 |
2019 | ¥1,401,358 | ¥1,722,399 | ¥6,110,219 | ¥3,619,905 |
これが(ランキング300位以内の)平均的なサークルの取り分です。
だいたい各ジャンルの年間ランキングで150位くらいに位置できれば、同人誌なら140万円、CG集なら170万円、ゲームなら600万円、動画なら360万円儲かるって感じです(源泉徴収は考慮してません)
同人誌を年に3冊も書けば、結構いい生活できちゃうじゃないですか!
まあ、年間で150位って、ものすごいポジションなんだけどね…(←めったに入れない人)
いや、でもこの10年で利益が全然上がってますよね。
同人で食ってくのは、もう夢の話じゃなくなってる!
さて、直近の2019年に注目します。
マンガを「100%」としたときの比率を出してみます。
マンガ | CG | ゲーム | 動画 | |
---|---|---|---|---|
2019 | 100% | 122.91% | 436.02% | 258.31% |
ついでだから『ゲーム』を主要ジャンルに分けてみましょう!
マンガ | CG | アドベンチャー | ロールプレイング | シミュレーション | アクション | 動画 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | 100% | 122.91% | 298.76% | 436.16% | 510.30% | 463.55% | 258.31% |
これが現在の(DLsiteの)利益比です。
これをどう見るか。
同人誌に対してノベルゲームは3倍儲かるとも言えます。
逆に言うと、同人誌制作の3倍の時間内でノベルゲームを作らなければならないという意味でもあります。
ゲーム制作がそれ以上かかるなら、同人誌3冊書いた方が利益率高いとも言えますね。
ちなみに、私立さくらんぼ小学校の場合、同人ノベルゲーム一作を8人月(スタッフ2人×4ヶ月)で制作することができます。
同人誌は2人月です(みそおでん×2ヶ月)
制作期間が4:1で、ゲーム制作の方が効率悪いということになります。
ただ、利益はまったく逆です。
うちは同人誌がまったく売れてないです(苦笑)
そして、30人月もかけてしまった、公園いたずらシミュレータ ver.MAKO はFANZA累計ゲームランキング8位という大快挙!
なので、現状、得意なジャンルを曲げてまで、他に移った方がいいと言えるほど偏った数字は見られないと思います。
基本的には個々のサークルがそれぞれ得意なものを作るべきですね!
まとめ
というわけで、同人誌・CG集・ゲーム・動画の推移を見てきました。
同人誌
同人誌はこの中で利益が最も低いです。
ただこれはあくまでダウンロード同人だけでの話。
同人誌は印刷してショップ委託するという手もあります。また、マンガサイトなどでも売上を回収できるので、おそらく実際の利益はもっと跳ね上がるはず。
それに制作期間を考えると、利益率は一番高い可能性があります。
なんだかんだ言っても同人界で最も鉄板かもしれません。
そして、2018年からの急激な伸び! これが今後、どうなるか要注目です!
下手したらゲームを作るより儲かるなんて話にもなりかねません。
いままで同人誌で利益を出している作家さんは、このままがんばって書き続けた方がいいと思います。
CG集
最近は同人誌に押されている傾向が見受けられます。しかしそれでも売上は同人誌よりも高いです。
そして2019年に急激に伸びていることから、2020年の今年の動向に要注目!
今年、同人誌を大きく引き離すのか。さらにゲームにまで追いついてしまうのか。非常に気になるところ。
現在CG集で利益出せてるサークルさんなら、このまま書き続けた方がいいと思います!
あと、ゲームやってるところもたまにCG集を出してみるのも手ですね。
ゲーム
2010年からの10年間で大きく伸びてることがわかります。
アドベンチャーゲームは2倍売れるようになり、ロールプレイングは2.5倍、シミュレーションに至っては4倍にも伸びてる。
だから昔から同人ゲームを作ってきた人たちは安泰かもしれません。てか、ぶっちゃけ同人バブル来てますよね(笑)
ただ注意しないといけないのは、今FANZAの同人ゲームの売上が下降傾向に入って来てるので、DLsiteもそうなる可能性を孕んでいること。
今年、あるいは来年あたりにバブルが終わってしまう可能性は否定できないので、今のうちに稼ぐだけ稼ぎましょう! がんばってゲーム出して!(←自分に言い聞かせてますw)
あ、ただ、アドベンチャーゲームを作ってる方は注意した方がいいかも! 前回に触れたんですけど、アドベンチャーは平均売上は落ちてないんだけどシェアが縮小しているという傾向にあります。それって商業エロゲーと酷似してるんですよ。あの業界はノベルゲームが主流ですが、平均で見ると横ばいなのに、シール発行枚数(売上)が落ち続けてるんです。そしてソフ倫加盟メーカーが減り続けている。つまり売上が下がってメーカーが消えてるが、ファンはよそのメーカーに付くので平均は落ちないという現象が続いている。同人アドベンチャー市場と似てるんです。ですから、同人でアドベンチャーが主戦力という方は同じ運命を辿ってしまう可能性があります。ある日ぱったりと売れなくなる可能性がある。シェアが縮小しているってことは、いずれその身に起こりうるってことですからね。気をつけた方がいいです。いざというときのために遊びでRPGツクールを触っておく等の準備運動はしておいた方がいいかもしれません。あるいは同人誌やCG集も視野に入れておくとか。育成シミュの企画を練っておくとか。やり方はあるはず。杞憂ならいいんですが、変な共通点があるので気をつけるにこしたことはないです。
(2020.05.22 文章を読みやすく修正しました。内容におおよその変化はありません)
動画
うちもゲームで動画を作るので知っていますが、動画は非常に手間がかかります。
その上、DLsiteではあまり伸びがよろしくありません。他のジャンルは全部大きく成長しているのに、動画は成長率が低いです。
はっかりいってDLsiteでは期待できないジャンル。
ただ、動画はFANZAがメインでしょうから、今回の話はあまり関係ないかもしれませんねw
総括
というわけで総括すると。
- 他のジャンルに移った方がいいと言えるほど、有意な数字は見られない
- DLsiteでは同人誌・CG集・ゲーム、主要ジャンルがすべて成長
スマホ時代だから、ゲームから他のジャンルに移った方がいいということはないようです。
またその逆(ゲーム以外からゲームへの移動)も意味はなさそうです。
つまり現状の結論は
それぞれ得意なジャンルを作った方がいい
です。
ただ、これがこの先どうなるかはわかりません。
それだけマンガ・CG集のこの2年の伸びがすごいです。
数年後には「ゲームなんて儲からないもの作ってたらバカ」なんてことにもなってる可能性はあります。
制作者のみなさんはフットワークを軽くしておく必要はあると思います。
ただ、それはあくまで先の話。
現状は全体的に高い成長率が見受けられるわけです。ぶっちゃけデジ同人バブルが来てるって言っちゃっていい!
はっきり言って今、大チャンス!!
みんなガンガン出してけ!!
う、うちもがんばらないと…(汗)
というわけで
今週はDLsiteの同人誌とCG集のランキングを見ました。
まあ、みなさん興味は無いとおもいますが…(苦笑) いや、ごめんね。
ただね、商業エロゲーの衰退の話なんて聞こえて来たりして、同人ソフトを作ってるみなさんも不安になってると思うんですよ。
同人業界が成長してるのか縮小しているのかなんて、なかなかデータで見られませんからね。
そういう中で制作を行ってるみなさんの一助になればいいかと思って書きました。
大丈夫。デジ同人はDLsiteもFANZAもがんばってくれてます。
なので我々はお客様に向けて制作をがんばるだけです!
そしてなにより、デジ同人がここまで大きく成長しているのは
同人ファンのみなさんのおかげです!
いや、本当にすごい成長率ですよ! あのグラフの伸びはみなさんのご支援そのものですからね。
本当にありがとうございます。おかげさまで大変助かっております。
今後ともどうか同人とそして私立さくらんぼ小学校をよろしくお願いいたします!
今週はこの辺で~!
あ、お便りのお返事は来週に書きます!! すみません!!